大谷翔平、今季ワースト9試合・43打席ノーアーチ 1試合2敬遠・両リーグ最多21個目の申告敬遠に敵地でも大ブーイングチームは連敗で借金「8」

【MLB】アスレチックス2－1エンゼルス（9月2日・日本時間3日／オークランド）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場し、2打数無安打3四球だった。ア・リーグ本塁打王争いでは44本塁打と独走するが、右肘靭帯損傷が発覚した8月23日（日本時間24日）以来、今季ワーストとなる9試合・43打席連続でノーアーチとなった。第3打席にはチャンスで打席を迎えると両リーグトップの20個目の申告敬遠、9回にも21個目の申告敬遠で歩いた。

【映像】申告敬遠に淡々と一塁へ歩く大谷翔平

　右肘靭帯損傷により今季残り試合は打者に専念する大谷にとっては、フラストレーションが溜まる試合になった。第1打席は四球を選ぶと第2打席はタイミングのずれたショートゴロ。5回の第3打席は1死二塁のチャンスで迎えたが、申告敬遠によりバットを振ることなく一塁に歩いた。第4打席は1-2と1点を追う7回。2死一、二塁とまたもチャンスで迎えたものの、カーブにタイミングが合わず平凡なショートフライに倒れると、少しいらだちも見せていた。9回にもこの試合2度目の申告敬遠。相手はア・リーグ全体でも断トツの最下位に沈んでいるアスレチックスながら、申告敬遠のシーンでは敵地ながらも大谷の打撃が見たかったファンから大きなブーイングも起きていた。

　チームはアスレチックスに連敗を喫して、今季ワーストの借金「8」に。ポストシーズン進出は絶望的な状況で、選手を複数放出するなど来季に向けた動きが出始めている中、故障を抱える大谷がどこまでモチベーションを保ちながらプレーできるかも、注目のポイントになってきた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）