大谷翔平、右脇腹アクシデントが“引き金”に？「近いうちに手術という選択肢が入ってくるだろう」現地リポーターが言及

【MLB】エンゼルス－オリオールズ（9月4日・日本時間5日／アナハイム）

　予期せぬアクシデントが“手術決断"の引き金となるのか……。エンゼルスの大谷翔平投手は当初、2番・DHでの出場が予定されていたが、試合前の打撃練習で右脇腹を痛めてしまい、急遽欠場に。試合中、本拠地エンゼルスのフィールドリポーターが状況を伝えた。

【映像】大谷が違和感を訴えたスイングの瞬間

　右ひじの靱帯を損傷して以来、打者として出場を続けていた大谷だが、ひじを痛めた影響もあるのか、9月に入ってからは打率.125で本塁打はゼロと不振傾向に。本塁打も10戦48打席出ておらず、球団としても9月10日（日本時間11日）までに手術を受けるかの決断をすると発表したばかりだった。

　そんな状況で迎えたこの日のゲーム。打撃練習中はサク越えを見せるなど復調傾向にあった大谷だが、スイングの際に体をひねってしまったのか、右脇腹の痛みを訴え打撃練習を中止。大事を取って試合を欠場した。大谷がスタメンを外れるのは5月2日（同3日）の対カージナルス戦以来、実に108試合ぶり、今季3度目のことだった。

　中継内では解説のAKI猪瀬氏が現地リポーターのコメントを翻訳して紹介。それによると「エージェントのバレロ氏が（日本時間5日に）ミニ会見を開いた時はまだ脇腹の故障が発覚する前だったので、できる限りDHとしての出場を続けていきたい意志はあるんだということだった。ただその後、BP（打撃練習）で右の脇腹を痛めてしまったのでこれからはどうなるかわからない。おそらく近いうちに手術という選択肢が入ってくるのではないか」ということだった。

　実況・長坂哲夫氏も「やはり手術ということになりそうですね」と語ると、AKI猪瀬氏は今回の大谷の手術内容を紹介。

　それによると2018年は靭帯の上腕の損傷によるトミー・ジョン手術で、今回は下の方の損傷なので故障箇所が異なり、ダメージも今回の方が非常に軽いとのことだが、今回の脇腹を痛めたことで手術を受けることが決まれば、大谷は一足先に2023年シーズンを終えることになりそうだ。大谷の今後の動向には大きな関心が集まっている。

（ABEMA『SPORTSチャンネル』）