8月31日終了時点で、打率.307(2位)、本塁打21(2位)、打点71(1位)と、打撃主要3部門で好成績を収め、パ・リーグ打者部門のタイトル争いで注目を集める福岡ソフトバンクホークス・近藤健介。
FA移籍初年度からその勝負強い打撃で、柳田悠岐らとともにチームを牽引している近藤だが、その“三冠王”獲得の可能性について、野球解説者の里崎智也氏が言及した。
9月1日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、パ・リーグの各部門の個人成績を紹介した上で、タイトル争いの状況について改めて確認することとなったが、その際に、現在、打者部門で成績上位にいる顔ぶれが紹介されると、その一覧を見た番組司会の辻歩アナウンサーは「(オリックスの)頓宮(裕真)選手が首位打者争いをするというのもね。去年からしたら想像もできなかったですけども…」と、昨年は打率.226だった頓宮が打率部門のトップに君臨していることに驚いた様子を見せることに。すると、里崎氏も「(頓宮の大ブレイクは)今年、大きなトピックスの1つですけど」と頷いた上で、「…でも、これ、近藤の三冠王あるね。」と、主要3部門でいずれもトップを争っている近藤が、現在トップの打点以外の2部門でも1位となることで、三冠王獲得の可能性があると指摘した。
その上で里崎氏は、「可能性は十分にある。(東北楽天ゴールデンイーグルスの)浅村(栄斗)がね、最近ちょっと(本塁打を)量産しているっていうのはありますけども、(打率部門1位の頓宮の)6厘はそんな安全リードじゃないんでね。」と、近藤が現在2位につけている打率部門でも、十分にひっくり返す可能性があるとした上で、本塁打部門についても「やっぱり(福岡)PayPay(ドーム)球場、狭いんで。テラスがあるんで。」と、現在、1位の浅村と3本差の2位であるものの、“地の利”という点で、近藤に有利な点もあると指摘。「可能性は充分にあると思います。」と、本塁打部門を含めて近藤が三冠王を獲得する可能性について、改めて自身の見解を語ることとなった。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)