“箱推し”していたMリーグに自分が入った!菅原千瑛、自力で掴んだ夢の舞台「打てるのが楽しみ」/麻雀・Mリーグ
【映像】新チーム「BEAST Japanext」4選手・単独インタビュー

 真剣にかつ楽しそうに打つプロ雀士のMリーガーたちを“箱推し”していた当の本人が、今期からはその“箱”の中に入って戦うことになった。新チーム「BEAST Japanext」がオフ期間に行ったオーディションで優勝、自力でドラフト指名を勝ち取ったのが菅原千瑛(連盟)。近年、次々とタイトルを獲得し一躍、ドラフトの有力候補に挙がっていたが、会議を前に自らMリーグへの道をこじ開けた。「ビーストしている麻雀を見ていただけたら。打てるのが楽しみですね」と目尻を下げる菅原の麻雀は、外見や話し方からはイメージできないほど攻撃的だ。

【映像】新チーム「BEAST Japanext」4選手・単独インタビュー

-最近の自身の活躍ぶりについて。

菅原千瑛(以下、菅原) 「活躍しているな」とは自分で思ってはいないんですけど、試合に勝つことができてMリーガーとしての椅子を勝ち取れたのは本当に良かった、ほっとしたなという感じです。あとは何もわからないことだらけですので、ワクワクドキドキもありつつという心境です。

-新チームができてから自身の成績もさらに良くなってきた。

菅原 全部の試合、負けてもいい試合はないので、結局いつも通りにやっています。しっかり勝ちたいという気持ちで打ったことが良かったのだと思います。

-振り返ってオーディションで勝った瞬間というのはどういうものだったか。

菅原 試合が激闘すぎて、オーラスだけで1時間以上あって、終わった瞬間は実感がわかない感じもありましたし、脱力した感じもありました。

-Mリーガーになる前からいい麻雀が打てているという実感はあったか。

菅原 麻雀は4人で作り上げるもので、4人で作ったものを見ていただくことが大事だと思うのでそういった面ではオーディションでは4人で作り上げたものだったなという私の誇りです。

-ユニフォームに袖を通して、Mリーガーになった実感は。

菅原 4人で集合写真を撮って、これから頑張って行くんだな、という実感があります。テストで撮影して、後ろに立っている鈴木大介さんが「お父さんみたい」だなんて話もしながら(笑)。チーム感が増したいい写真が撮れたと思います

-チームはまだできたばかりだが、4人の中での関係性は。

菅原 面識もあって、麻雀も打ったことがあるお三方。それにその3人もそれぞれに交流があったようなのでアットホームな感じです。年齢の差もあり異性混合なので、親戚の集まりみたいな、もしくは友達のような感じで話したりしています。

 私のポジションはわからないです(笑)。次女みたいな?長女はいないんですけど。ハンバーグで言えば、ひき肉と玉ねぎと卵を合わせて丸くできる、パン粉のような存在になりたい(笑)。ひき肉は大介さんかな、味が濃い(笑)。

-Mリーグで「こういう麻雀を見せたい」という考えはあるか。

菅原 いろいろなところで麻雀を見てもらっているんですけど、Mリーグルールで打つ麻雀を見ていただくことがあまりないので、結構強気なんだなと思われるかもしれませんし「ビーストしている麻雀」を見ていただけたらと思います。

 攻撃的というのは全部攻めるというのではなく、攻めるべき時にしっかり攻め、守る時はしっかり守り抜くというイメージです。押せ押せだとは思うんですけど「ビースト麻雀」をしたいと思います。

-過去5年のMリーグを見てどんな印象を持っていたか。

菅原 “箱推し”で、知っている人が多いチームの方が感情移入しやすいですが、どのチームが勝っても面白いし、麻雀を見るのは趣味というか、それぐらいしかないのでレギュラーシーズンが開幕してからずっと見ていました。そういう人たちと一緒に打てるのは楽しみです。

-自団体で打っている選手がMリーグで会うと、またちょっと違った感じがあるか。

菅原 違うかもしれないですね。いつもの夏目坂スタジオではなくて、Mリーグスタジオでは、同じ相手でも対戦相手が違うような気がします。楽しみなところでもあります。

 気になる選手はいっぱいいるんですが、多井さんです。これまで解説をしてもらっていたというのもあります。他にも桜蕾戦というタイトルを持っている伊達さん。滝沢さんは女流になる前から勉強会の先生だったので、そういった意味では先生とMリーグの舞台で打つのも楽しみです。寿人さんには昔に「私がもっと強くなったら一緒に打ってくれますか?」と聞いたことがあるので「いいよ」と言われたんですが、それも麻雀プロになる前の話で19歳とか20歳ぐらいの時なので。11年越しにMリーグの舞台で戦えるというのは嬉しいです。

 新規の渡辺さんはどんな麻雀を打つかわからないですが、小林剛さんより攻撃的と聞いているので、攻撃的な麻雀同士ぶつかるのかなと考えたりはします。打ったことがない人とは卓上の空気感などもわからないので、そういうのも調べたり、昔の映像を見返してみようかなとは思っています。

-Mリーグでは打っている時の表情も映像に抜かれることが多い。

菅原 自分で意識をしていないわけではないのですが、まずい顔にならないことを願っています(笑)。困っている時もありますし、普通に打っていることもある。どちらかは当ててみていただければ(笑)。

-個人の目標はどういうところに置くようにするか。

菅原 結果というか、ポイントにすごく重みがあると思っているんですけど、後は内容もしっかり打って、いい内容でいい結果を持ち帰ることができるようになればいいなと思っています。

 「MVPを目指してください」というたくさんの声をいただいたりもするので、大きめに言うとMVP。プラスで終わりたいですね、しっかり打って結果もついてきて欲しいし、あわよくばMVPという感じで、です。

-ユニフォームは迷彩柄。

菅原 「可愛い」という印象です。何だろう、自衛隊?(笑)。黄色も結構好きです。チームカラーは言い方としてはドーンブルー。マスコットは投票で名前を決めます。チームメイトにモンキーとDがいらっしゃるので、ルフィでもいいかな(笑)。

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズンを戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。さらに上位4チームがファイナルシリーズに進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

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Mリーグ 配信情報まとめ
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