園田賢が大絶賛!新チームメイト渡辺太は「ネット麻雀における王であり神であり伝説」/麻雀・Mリーグ
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 屈辱のメンバー入れ替えを糧にして、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)が、新シーズンへの逆襲に前を向いている。村上淳、丸山奏子(いずれも最高位戦)という2人がチームを離れ、代わって浅見真紀、渡辺太(いずれも最高位戦)の2人が新加入。よく知る浅見にはチームの回し役を期待するが、ネット麻雀界の覇者・渡辺に対しては「王であり神であり伝説」と、園田が普段使わないだろう言葉を並べて絶賛した。新生ドリブンズ浮上のカギは、これまでのメンバーと新メンバーとの融合だ。

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-まずは昨期の振り返りを。

園田賢(以下、園田) ファイナルに行くということが最低限の目標だったので、それが達成できなかったのがすごく悔しいです。シーズン中は(入れ替えレギュレーションを)みんな気にしないようにしていました。それを気にするということは麻雀においては絶対に損なので。気分が沈んでいつもはできる選択ができなくなる。気にしないように、というにはしていましたけど、どんどん現実味を帯びてくるにしたがって、ちょっとずつムードもどんよりしてきたかな、というのがありましたね。

-成績の上では孤軍奮闘だった。

園田 孤軍奮闘と言っていただくことがあるんですけど。そうじゃないんですよね。みんな一生懸命やっていて、誰かにいい結果が出て、誰かに悪い結果が出る。たった20数回じゃないですか。みんなが頑張って良い結果が僕に来たということです。

-チームに残る立場としては。

園田 ずっとやって一緒にやってきた2人ですから(退団は)悲しいです。そればかり引きずっていてもしょうがないですし、(新加入の)2人に対して恥じることになってしまうし、なるべく前を向いて新しいシーズンの方を向いていきたいなというところですね。

-新加入した浅見真紀選手のテストについて。

園田 僕も(鈴木)たろうさんも問題作成には関わっています。女流プロは対局等を見る機会や研究会等で一緒になる機会も少ないので、思考力などの正確な力がわからないんです、監督含めて。ポテンシャルのある人を取りたいというのがありました。ドリブンズの麻雀を理解できるかということ、わからないのであれば勉強してくる向上心だったりとか、そういったところを知りたいなと思っていました。

 WEBのトライアウトと実際のトライアウト、2回やりました。難しい問題があったんですけど、2回目の方で1回解けなかったやつを解けるようになるかというところを審査しました。あとは論理的思考力というのは絶対(必要)だと思っていました。

-もう一人、渡辺太選手については。

園田 化け物だと思いますね。麻雀の内容はそこまでは知らないですけど、データが物語っている。言ってしまえば麻雀プロは生涯で打てる半荘なんて決まっているんですよ。たとえばリーグ戦で48回、それ以外にタイトル戦っていうのもちょこちょこっとあって、でも打てる回数なんてたかが知れているわけですよ。その中で上振れている人がいれば下振れている人もいる、言ってしまえば結果イコール実力とは少し言いづらい回数です。それと比べたら渡辺さんの結果というのは圧倒的に実力の裏付けになる。もしかしたら麻雀のトッププロも同じ回数を打ったら渡辺さんよりも良い成績を取るかもしれないですけど、そんな回数を試せないんですよ(笑)。熱量もあるし研究者根性がある。麻雀を解明したい、もっと知りたいという強い思いがあると思っています。

-そんな人とチームメイトになる。

園田 楽しみで仕方ないです。考え方のアプローチが違うと思うんですよね。麻雀プロを20年間やってきて積み重ねているんですけど、我々のコミュニティで育ってきた技術や考え方というのがある。でも彼は全く違うところからやってきたので「そんな視点あったんだ」というのがたくさんあるんじゃないかと思っています。

 すでにリーグ戦でその片鱗は見せています。麻雀プロなら「オリるでしょ」というところで攻めて「それで放銃したら1着から4着ですよ」という(ハイリスクに見える打牌)こともあり、でもそれは説明を聞くと「確かにそうですね」ということもある。僕らも考えているつもりなんですけど、いろんな勉強ができると思っています。

 超新星ですし麻雀プロ歴は1年も経っていないですけど、麻雀というゲームにおけるネット麻雀における王であり神であり伝説なので(笑)。これはもう最大限の敬意を持って同席させていただくという感じですね。

-チームとしての目標は

園田 毎年言っているんですけど、目標は優勝ですね。麻雀ですからチームの目標は優勝しかない。今年はセミファイナルでいいから、とかそういうことではない(笑)。個人はMVPに決まっています。目の前の半荘を一生懸命やる。4着回避率と最高打点賞は狙わないです。

-前のチームから変化するだろうなというところは。
園田 渡辺太さんは全然違うルートで麻雀を勉強してきた。いろんな新しい発見、吸収できることがあるんじゃないかと。また浅見という優秀なツッコミ役ですね。ツッコミのプロでもありますし、実況も上手いんですけど。実況と言わずMCというようになったんですが、まさにマスターオブセレモニーなんです。よく考えたらドリブンズは回す人がいなかったんですよ(笑)。

-ユニフォームも新しくなった

園田 このユニフォームはめちゃくちゃ好きです。初年度はめちゃくちゃ派手だったんですよね。1年着ているうちに愛着が湧いてきて、2年目以降大人しくなってきて、もう1回派手なのになりませんかねと思っていたんです。今回は原点回帰ですね。

-チーム数が8から9になって何か変化があるか。

園田 これはやってみないとわからないですね。戦い方はあまり変わらないんじゃないですか。研究対象が増えるとか、日程が週2回やったのがそうじゃなくなるとか。物理的な面での違いはあるんですけども、9になって急にこれが変わるというのはイメージつかないですね。今年は6/9が残れるということであれば、だいぶ楽になりましたね。セミファイナルはマストで、目指すところではないんですが。

Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズンを戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。さらに上位4チームがファイナルシリーズに進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

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Mリーグ 配信情報まとめ
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