9月3日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対オリックス・バファローズの一戦で、オリックス先発・東晃平のピンチを救い、その勝利をアシストした“育成の盟友”宇田川優希が野球ファンの間で話題となっている。
【映像】ゴォォォォと唸るような「鉄球ストレート」
先発・東の好投により、3-0、オリックス3点のリードで迎えたこの試合の7回裏、オリックスは内野のエラーをキッカケに、東が1点を返され3-1に。なおも1死一塁という場面で、オリックスは好投の東に代えて、今季、安定した投球でリリーフ陣を支える宇田川をマウンドへ。同じ育成出身の東から後を託された宇田川は、7番・王柏融に対し、高低を上手く使った配球で二塁ゴロを打たせ、ダブルプレーに。いつも通りの落ち着いたマウンド捌きで日本ハムの反撃ムードを断ち切ることに成功した。
東と同様に、育成出身の宇田川は、昨季、新型コロナウイルスへの感染などで離脱するも、その復帰後に取り組んだ肉体改造が功を奏し、ストレートの速度がUP。東とともに支配下登録を勝ち取ると、最速160km/hのストレートに加え、アマチュア時代から評価の高かった落差の大きいフォークを武器に19試合に登板。2勝1敗3ホールドながらも、投球回22.1で32奪三振、防御率0.81という安定した投球を披露すると、今季は37試合すべてにリリーフとして登板し、3勝0敗、15ホールド、18ホールドポイント、2セーブ、防御率2.00と、安定した投球を披露。ピンチでも動じることのない堂々たる投球でオリックスのリリーフ陣を支える存在となっている。
こうした宇田川の活躍に、ネット上の野球ファンからは「宇田川は上位候補で支配下縛りだったけど何故か育成指名だし結局入団してくれてラッキーだった」「ここの宇田川の登場かっこよすぎた」「どんだけいい投手出てくるんだよw」「宇田川ちゃん最高」「前半戦調子が上がらなかった阿部、宇田川も、気づけば揃って防御率1点台目前。どうなっとるんや。」「実は人見知りキャラなのにマウンド捌きは堂々としてるのが宇田川クオリティ」といった様々な反響が寄せられている。