岡田紗佳、タレント業とプロ雀士の二刀流だからできること「同時進行の方が気持ちの切り替えができる」/麻雀・Mリーグ
【映像】Mリーグ2023-24シーズン 開幕直前インタビュー

 36人になったMリーガーの中でも、忙しさでいえば超トップクラスに入るだろう。モデル、タレントとしても活躍するKADOKAWAサクラナイツ岡田紗佳(連盟)は、Mリーガーとしてプレーし、所属団体のリーグ戦にも出場しつつ、芸能界でも一気に出演が増え、ほぼ休みもない状態だ。「休みは1日寝る」ほど休養にあてているが、それでもプロ雀士とタレント、両立した方が精神的なバランスは保ちやすいという。年々、Mリーガーとして成績を上げている岡田の二刀流は、今期どんな切れ味になるか。

【映像】Mリーグ2023-24シーズン 開幕直前インタビュー

-自身で昨シーズンの振り返りを。

岡田紗佳(以下、岡田) 全体を通してリラックスして打つことができました。それまでは結構波があったというか、3連勝したりとか3連敗したりとか。昨シーズンは3連敗した時もそんなに落ち込まずに楽観的な感じでできたので、今年も特に何か変えることなくできたらいいですね。

-自分の中でMリーグに慣れた部分もあったか。

岡田 自分の中で成長しているというか、ミスがどんどん少なくなっていくという感覚があるので自信を持って打てているのかなと思います。

-チーム内でいろんなことを消化できるようになった。

岡田 そうですね。オンラインパブリックビューイング を見ている人はわかると思うのですが、サクラナイツは思ったことをすぐに話すチームなので遠慮とかもないですし、麻雀に関してはみんな言い合う仲間なので。私だけではなくお互いにちゃんと指摘できる関係です。

-ファイナル進出は逃してしまったが、その時の雰囲気は。

岡田 レギュラーシーズンからずっと調子は悪かったんですよ。正直スカッとしないなってずっと思っていて、レギュラー敗退するかどうかギリギリまで争っていたので。常にイマイチ調子は上がらないと思いつつ、このチームなら大丈夫だろうというチームメイトへの信頼を持ちつつという感じでした。

 セミファイナルで負けてしまったんで、今回(選手の)入れ替え候補でもあるんですけど、全然それが枷になるとは思っていないです。

-入れ替えレギュレーションに関して4人の会話には出ていないか。

岡田 何も会話はしていませんし、雰囲気も変わりません。少なくともレギュラーシーズンの2/3まではないと思いますね。終盤もちろんポイントがあまりに沈んでいたら考えなければいけないこともあると思うんですけど、いくらでもポイントは変わるので何も考えないです。

-開幕にあたって「こういう感じにやっていこう」と考えていることは。

岡田 何もないです。いい麻雀をするだけだと思っているので。作戦とかあんまり意味がない。作戦は普段できないことを選んでいるというだけで、自分がいいと思っていない選択肢を選んでいるので、作戦自体がマイナスだと思っている。うちのチームには作戦は合っていないです。

-森井監督の起用法については。

岡田 選手が一切関わることができないので、森井監督次第というところです。レギュラーシーズン後半とセミファイナルは、例年よりは多く出られました。今まではシーズンの区切りの最終日に打ったことがなかったんですけど、今回は打ったんですよね。それって結構監督の中で変わったのかなという気がしますね。最後に打って欲しいという思いがそこは少なからず感じました。

-セミファイナル最終戦で打つということで、ファンに思いを伝える役割もあった。

岡田 セミファイナルでトップを取ったら一応プラスになるというのもあったんですよ。それも込みでという感じですかね。

-シーズン開幕までの準備で何かやっていることは。

岡田 あまり打てていないんですが、ネット麻雀を打ったり体力作りですね。どうしても疲れることが多いので、運動できなかったとしても何とか道具を使って体力づくりを心掛けています。

-タレント業も含め明らかに忙しくなっている。

岡田 休みはないです(苦笑)。嬉しいことですが、移動が多くて。東京にいる時間が短かった。地方ロケとか、地方の番組とか。休みがあった時はほとんど1日寝ています。

-チームが増えたが、楽しみなのか危機感なのか。

岡田 危機感はないですね、楽しみが増える。戦ってみたいMリーガーというのは鈴木大介さんですかね。大介さんは将棋のプロですし、麻雀プロと全然違う。雰囲気や性格も全然違う。型破りなので、どういう選択をするんだろうというのが今から楽しみですね

-シーズン中に他の仕事もあり忙しい時に、モチベーションを保つ秘訣は。

岡田 私にとっては2つ同時進行の方が気持ちの切り替えができる。麻雀だけやっちゃうとどうしても準備をしっかりして、負けたらしばらく落ち込んじゃう。今こうしていろんな仕事をいただいて、麻雀を打つ時はすごくワクワクするんです。むしろ「やった休みだ!」ぐらいの気持ちですね。今は麻雀が私にとっての休みになったりします。麻雀の比率が上がってくると、他のロケとかが楽しくて休みのような感覚になる。

-岡田選手をきっかけにMリーグのファンになった方からの反応は実感するか。

岡田 かなり感じますね。声をかけてもらう機会が本当にすごく増えて、今まではどっちかっていうとサラリーマンとか、それぐらいの年齢の方が多かったんですが、今は若い方がどんどん増えている気がします。

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズンを戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。さらに上位4チームがファイナルシリーズに進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

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Mリーグ 配信情報まとめ
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