「手をついて…」「まだ、まだっ!」20歳・若手行司の迫力ある声が響く館内“待った”連発に毅然とした態度 大相撲 2023/09/14 07:00 拡大する <大相撲九月場所>◇四日目◇13日◇東京・両国国技館 序二段四十九枚目・大翔碧(追手風)と序二段四十八枚目・勝桂馬(木瀬)の一番で、なかなかタイミングが合わない立ち合いに対して、20歳の若手行司・木村龍之助(九重) が毅然とした態度で、館内に声を響かせた。【映像】若手行司「まだ、まだっ!」が響く館内 「手をついて…」「まだ、まだっ!」。まだ館内の客もまばらな中、木村龍之助の声が大きく響いた。大翔碧と勝桂馬は、互いの出方を見合いながら立ち合いに臨んだものの、呼吸が合わず1回目の“待った”。これに木村龍之助もすぐさま「まだ、まだっ!」と強い口調で両力士を止めた。続いて2回目。今度こそタイミングを合わせるようにと、静かに落ち着いた感じで「手をついて…」としたものの、またしても合わずに「まだ、まだっ!」。結果的には3連続で“待った”を繰り返すことになり、館内にもどよめきが生じた。 続きを読む