【MLB】エンゼルス-タイガース(9月15日・日本時間16日/アナハイム)
アナハイムのエンゼルス・スタジアムで行われた一戦で、「最後の3冠王」と呼ばれるミゲル・カブレラが「4番・DH」で先発出場。早速、第1打席で技ありの右打ちを披露し、メジャーリーグ通算3162本目の安打を放った。
20歳でメジャーにデビューして以来、首位打者4回、本塁打王と打点王を各2回、リーグMVPを2回獲得し、将来の殿堂入りが確実視されているのが、タイガースのカブレラだ。2012年には打率.330、44本塁打、139打点で3冠王に輝いた、日本でも知られるレジェンド選手だ。
この試合では、1972年に航空事故に巻き込まれて亡くなったロベルト・クレメンテに敬意を表する「クレメンテ・デー」でもあり、カブレラはいつもとは異なる背番号「21」で出場した。
今季限りでの現役引退を表明したカブレラは、エンゼルスの先発キャニングのスライダーを読み切り、右打ちのお手本のようなライト前ヒットを放った。レジェンドの好打には敵地ながらもエンゼルス・スタジアで大歓声が沸き上がり、続くリプシウスも二塁打で続いてタイガースが先制に成功した。
とても引退を控える選手とは思えないカブレラの打撃には、ファンも「玄人すぎる」「さすがカブレラ」「まだいけるやん!」「カブレラ引退しないで」など多くのコメントが寄せられた。
なお、プエルトリコ出身のクレメンテは1955〜1972年までパイレーツでプレーし、4度の首位打者と通算3000本安打を達成。クレメンテ・デーの試合では、中南米出身の選手が、彼が背負った背番号「21」でプレーすることが恒例となっている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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