【MLB】エンゼルス 2-11 タイガース(9月15日・日本時間16日/アナハイム)
【映像】大谷の同期フレッチャー、メジャー復帰初戦でポール直撃弾
大谷翔平投手が11試合連続で欠場したこの日、ホームのアナハイムで行われたタイガース戦で、エンゼルスのデービッド・フレッチャーが2カ月ぶりにメジャー昇格し、7回裏の第3打席で第2号ソロを放った。大谷と同期でもある内野手の久し振りの一発にはファンも「おかえり!」「おめでとう!」と喜びを伝える一幕があった。
大谷はもとより、そのほかにも主力どころが続々と故障して苦しい戦いを強いられているエンゼルス。このような状況で明るい材料となったのが、この日のタイガース戦でメジャー再昇格を果たしたフレッチャーだ。
フレッチャーは、大谷と同じ2018年にメジャーデビューした同期の一人でもある。エンゼルスの顔として抜群の人気を誇り、2021年から5年2600万ドルの大型契約を結んでいるが、今季は開幕19試合で打率.213と低迷。人気選手ながらも、4月半ばには早くもマイナー落ちとなっていた。6月に一度は復帰し、24日(日本時間25日)には、ロッキーズを相手に25-1という超圧勝劇を飾ったゲームで今季第1号を放っていたが、その後、7月8日(同9日)のドジャース戦を最後に、再びマイナーへと降格していた。
それでも29歳のフレッチャーは、3Aの85試合で打率.330、4本塁打、38打点と小回りの利く好打で健在をアピール。この日は中盤までに4点のビハインドのなか、7回裏の打席で、好投を続けるタイガース先発スクーバルを攻略し、初球の真ん中に入ってきた甘いスライダーを完璧に捉えてみせた。
綺麗な放物線を描いた打球はレフトポールに直撃。エンゼルスの劣勢で静まり返っていた球場に、この日一番の歓声が響き渡り、ファンも「やったー」「おかえりー!」「感動」「やっぱりメジャーで輝くフレチ」「おめでとう」とフレッチャーのメジャー復帰弾を喜んだ。
なお、フレッチャーと一緒にメジャー再昇格を果たしたウォルシュもその後、メジャー復帰を飾る第2号ソロを放った。「たら・れば」だがこの2人の復帰がもう少し早ければ、エンゼルスの戦いぶりも変わったかもしれない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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