親子対決が実現！大谷翔平のエンゼルス指揮官とその息子によるネビンvsネビン！？「似てるやんw」敵チームの代走に登場した"ジュニア"の姿にファンも大注目

【MLB】エンゼルス 2－11 タイガース（9月15日・日本時間16日／アナハイム）

　まさかの監督vs息子、親子対決が実現した。大谷翔平投手が11試合連続で欠場したこの日、今季4度目の対戦となったエンゼルスvsタイガースでの出来事だった。8回表、タイガースが一塁代走に送ったのはタイラー・ネビン内野手。エンゼルス監督フィル・ネビンの実子である。その光景に、ファンも大きな注目を寄せていた。

　試合はタイガースの一発攻勢もあり、アウェイチームが優位にゲームを運んでいたが、8回表に誰も予想していなかった親子共演の瞬間が訪れた。今季限りでの現役引退を発表しているカブレラが先頭打者として内野安打で出塁すると、代走で登場したのがネビン監督の息子、タイラーだった。

　今季からタイガースでプレーするタイラーはこれまで出場機会が少なかっただけに、思わぬ"サプライズ"のような形に。このシーンには、エンゼルス・スタジアムも大歓声に包まれていた。

　現地の中継映像では、一塁でリードを取る息子と、（敵チームの指揮官として）ベンチで見守る父親がアップで映し出される。これには、ゲスト解説の川﨑宗則氏も「似てますよねー」と一言。その後、無死満塁からバエスが三塁線を抜けるツーベースを放つと、タイラーは悠々とホームに生還を果たした。

　これには、ファンも大盛り上がり。「ネビンパパ複雑な心境」「耳の形似てる」「ネビンvsネビン」「息子が敵チームw」「ネビン仕事した！」「パパちょっと嬉しそうなの草w」など多くのコメントが寄せられていた。

　予想外の親子共演が実現したが、対決はこれで終わりではない。

　8回表のタイガース打線は大爆発して7点を挙げ、なんと、代走で出場したタイラーにまで打席が回ってきたのだ。実は「ネビン対決」は昨季、父親フィルが監督代行時代にも実現しており、当時オリオールズに所属していたタイラーがセンター前ヒットを放っていた。ただし、正式な指揮官と相手チームの選手という対決は初めてのことだ。

　どんな結末が待っているのか。映像は、父親を映し出すも、打席を見ているそぶりはなく「試合を見れないw」とコメントも飛び交ったが、胸中はそれどころではなかった様子。タイラーが四球で歩くと、フィルはすかさず投手を交代。10点差をつけられたゲームをどうクローズさせるか、そんなことで頭がいっぱいだったのだろう。

　試合は一方的な展開で"息子"に軍配が上がったが、父の心境は果たして……？
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）