9月8日に福岡PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクホークス対東北楽天ゴールデンイーグルスの一戦で、初の満塁弾でチームに反撃のムードをもたらすこととなった、ソフトバンク・周東佑京が野球ファンの間で話題となっている。
この試合、1番・センターで先発出場を果たした周東は、初回に迎えた第1打席で、二塁への内野安打で出塁し、先制のホームを踏むと、2-7、ソフトバンク5点のビハインドで迎えた6回に迎えた第4打席では、2死ながらも満塁という、絶好のチャンス。ここで周東は、楽天先発・岸孝之が投じた初球、外角高め、コースいっぱいのストレートを見逃してカウント0-1とすると、続く2球目、外角に外れたカーブをよく見て1-1に。そして勝負の3球目、岸が投じた真ん中高めのストレートを、周東はパチンと振りぬき、ライト方向へと上がる飛球に。これがなんとそのままスタンドインし、周東にとっては初となる満塁本塁打となった。
周東といえば、50盗塁をマークした2020年は103試合に出場し、346打席307打数83安打で打率.270をマークするなど、俊足巧打系の若手として一躍注目を集めたが、翌2021年は70試合、2022年は80試合と、ここ2シーズンは100試合を切る出場数に。また、その俊足ぶりが注目を集めるにつれて、代走として試合の終盤に起用されるケースも目立ち、今季も4月19日を最後に一度、定位置ともいえる「スタメン1番」から遠ざかり、その後、5月に2試合のみ「スタメン1番」があったものの、9月6日に返り咲くまでは、代走としての起用が目立っていたため、ネット上の野球ファンの間では、周東の「スタメン1番」を熱望する声も散見されていた。
そうした経緯もあってか、周東が見せたこの一打に、ネット上の野球ファンからは「周東めちゃくちゃ良いところで打ってる印象しかない」「周東をスタメンで使い続けて欲しい」「俊足が売りなのにホームランの時は弾道アーチストになる男」「パワーもあって足も早くてイケメンって.....」「だからスタメンで使えとあれほど」といった様々な反響が寄せられている