将棋の伊藤園お~いお茶杯王位戦の予選が9月19日に行われ、永瀬拓矢王座(31)と本田奎六段(26)が午前10時から対局を開始した。藤井聡太王位(竜王、名人、叡王、棋王、王将、棋聖、21)への挑戦者を決める予選の2回戦で、本局の勝者は3回戦で伊藤匠七段(20)と対戦する。振り駒の結果、先手は本田六段に決まった。
【中継】永瀬王座VS本田六段 リーグ入り前進をかけた注目の一戦(生中継中)
永瀬王座は2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:6期)、順位戦A級(A級:3期)。圧倒的な研究量とストイックな姿勢から時に「軍曹」との異名で呼ばれることもある。タイトルは連覇中の王座4期と、叡王1期の計5期。現在、藤井王位を挑戦者に迎え、タイトル防衛と永世位の「名誉王座」獲得が掛かけて王座戦五番勝負を戦っている。前期の王位戦は、紅組リーグで2勝3敗。再びのリーグ入りから、初の王位挑戦権獲得を狙う。
本田六段は2018年10月に四段昇段。竜王戦4組、順位戦C級2組。実質的なデビュー年度である2019年度には、いきなり棋王戦の挑戦者となり、注目の新鋭棋士として話題になった。今年5月には、「五段昇段後竜王ランキング戦連続2回昇級」の規定を満たし六段に昇段した。今期は4期ぶりの王位リーグ復帰を目指す。
両者の公式戦対戦は過去2局で、それぞれ1勝1敗。直近の対戦は2020年6月の王位リーグで、永瀬王座が白星を飾っている。約3年ぶりの対戦で、両者がどのような作戦を用意しているか。持ち時間は各4時間。振り駒の結果、先手は本田六段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)