Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」、9月28日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はEX風林火山・二階堂瑠美(連盟)。今期初戦を迎えたが、チームは開幕6戦して4ラスと、いきなりつまずいた。まだ長いシーズンの序盤ではあるが、嫌な流れは早々に断ち切りたい。昨期活躍した“天衣無縫”が、チームに光を照らせるか。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvs風林火山vsサクラナイツvsフェニックス
瑠美はMリーグ2年目だった昨期、のびのびとした麻雀を取り戻して個人12位、+105.1と活躍。今期はキーパーソンに指名されている妹・二階堂亜樹(連盟)を支えつつ、リーグ初となるチーム2度目の優勝を目指している。試合中の表情が豊かなのも人気の秘密。オフシーズンに行われたMトーナメントでも決勝まで勝ち上がるなど、状態はいいと見ていいだろう。
二階堂姉妹の背中を見続ける形で、女流麻雀界を引っ張ってきたのがセガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)。尊敬する近藤誠一(最高位戦)が選手を勇退、監督に就任したことで、改めてプロとしての姿勢を見直すシーズンにもなっている。打ち筋をマイナーチェンジしつつ、チーム悲願の優勝、近藤監督の胴上げへ最短距離で向かっていく。
Mリーグ参戦時は、まだ駆け出しプロという印象もあったKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)も、厳しい戦いに揉まれてすっかり女流麻雀界の代表選手に数えられ始めた。精神的にタフにもなり、少々のことでは揺るがない。今期はチーム成績によって選手の入れ替えも発生するが、そんなことは気にせず試合会場にはモデルウォークで颯爽と登場する。
今期にかける思いでは赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)も強いものがある。初年度の優勝からチームも個人も思うような成績が残せず、麻雀の強さで存在意義を見せるというチームカラーにおいては危機的状況だと感じている。先日、新加入の浅見真紀(最高位戦)がチーム初トップを持ち帰った。1年目からMリーグにいる先輩としても、ここで後に続かないわけにはいかない。
【9月28日第1試合】
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)個人25位 ▲23.4
EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)個人17位 ±0.0 ※今期初戦
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人32位 ▲58.5
セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)個人15位 +8.7
【9月26日終了時点での成績】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +187.0(4/96)
2位 TEAM雷電 +100.9(6/96)
3位 U-NEXT Pirates +76.4(6/96)
4位 KADOKAWAサクラナイツ +21.2(4/96)
5位 赤坂ドリブンズ ▲2.0(6/96)
6位 BEAST Japanext ▲46.0(6/96)
7位 セガサミーフェニックス ▲78.5(4/96)
8位 EX風林火山 ▲125.2(6/96)
9位 渋谷ABEMAS ▲133.8(6/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)