敵討ちが似合う男・瀬戸熊直樹 仲間のラスを即消しの価値あるトップ「激しい麻雀を打ちたい」/麻雀・Mリーグ
【映像】瀬戸熊直樹、強烈な先制パンチの満貫アガリ

 第1試合で仲間がいいところなしのラス。続けて負ければ貯金を失う大事な場面で、頼れる男が結果を出した。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」9月29日の第2試合はTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)が終始リードして会心のトップ。試合後は「激しい麻雀を打ちたい」と頼れる言葉も飛び出した。

【映像】瀬戸熊直樹、強烈な先制パンチの満貫アガリ

 試合は起家から渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)、瀬戸熊、KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)、U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)の並びで始まった。瀬戸熊は開局早々に満貫をツモ、好スタートを切る。さらに東3局2本場はカン五万と苦しい待ちのリーチ・一気通貫を白鳥からロン、5200点(+600点、供託1000点)を手に入れて、点棒は5万点に迫った。こうなれば試合巧者の瀬戸熊、南場はリスクを抑え、点棒をほぼ減らすことなくゴールイン。チームのポイントは3ケタのプラスへ回帰した。

 やや紅潮した顔で試合後のインタビューを受けた瀬戸熊。「黒沢さんが大きなラスを引いた後だけにたまには頑張るかという感じでした」と、黒沢咲(連盟)のラスを即消しできた結果に、堂々と胸を張った。

 スコアは楽勝も、決して簡単な展開ばかりではなかった。読みの鋭いライバルを相手に、ギリギリの押し引きも披露。開局で得たリードを活かし、相手の出方を見るような仕掛けも駆使した。そんな戦い方を「自分のフィールドではない」としながらも、失点を防ぎ逃げ切った内容はさすがの一言。ファンからは「くまさん、ここ数年で一番バランスいい!!」「熊さん今年ええな」「さす最強位」と賞賛の声が多数上がった。

 最後にファンへ瀬戸熊は「長いシーズンですけど一戦一戦大切にして、ファンの方に一喜一憂してもらえるような激しい麻雀をやっていきたいと思います」と思いを伝え、最後は“RMO”の決めポーズ。この試合を解説していたセガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)は「このルールは逃げ切るのが本当に難しい」と持論を語った上で、瀬戸熊のトップは「攻め抜いた勝利って感じですね」と評していた。

 調子の悪い選手がいても、頼れる仲間がすぐに敵討ち。カメラに向かって手を振る瀬戸熊へ、ファンからは「素晴らしいわ、MVP獲りましょ!」「今年の熊はオーラあるな」「雷電Vやねん アレやねん」「応援するで!雷電!!」と期待の声が止まなかった。今年の雷電は、やっぱり初の「アレ」を目指すにふさわしい。

【第2試合結果】

1着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)4万5500点/+65.5
2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)2万4900点/+4.9
3着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)2万2800点/▲17.2
4着 U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)6800点/▲53.2

【9月29日終了時点での成績】

1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +255.4(6/96)
2位 TEAM雷電 +106.5(8/96)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +20.1(6/96)
4位 赤坂ドリブンズ +11.1(8/96)
5位 U-NEXT Pirates ▲1.8(8/96)
6位 BEAST Japanext ▲46.0(6/96)
7位 セガサミーフェニックス ▲101.9(6/96)
8位 EX風林火山 ▲113.8(8/96)
9位 渋谷ABEMAS ▲129.6(8/96)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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