“被差別部落の晒し”ネットとSNSで暴走しやすい? 「就職も交際もダメに」 被害を受けた当事者と考える差別の歴史と学び方 ABEMA Prime 2023/09/30 11:30 拡大する 今、ある投稿が問題になっている。それは「被差別部落」の晒し。被差別部落とは、かつての身分制度により不当な差別を受けた人たちが暮らした集落のこと。今でも結婚や就職など様々な場面で差別が残っている。そのため多くは自身のルーツを明かさずにいるが、近年、動画投稿サイトなどのネットで晒す行為が横行しているというのだ。【映像】「エタ死ね」 差出人不明の“差別ハガキ” 最新の調査では、ネット上の人権侵害は1721件。5年前より2割減少しているが、被差別部落など特定の地区を示す事案は10年で10倍の414件と、過去最多となっている。自身も被差別部落出身で一般社団法人山口県人権啓発センター事務局長の川口泰司氏は「晒されるエリアがどんどん広がっている。“再生回数稼げるじゃん”という気持ちでYouTubeに載せる。露骨なものは削除要請で消されるが、そうなると次は違う手法だったり、新しいメディアを立ち上げて動画配信をする。『部落』というワードを『人権』などに変えて、いたちごっこのようになっている」と指摘する。 続きを読む 関連記事