「SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦2023」東京予選Bブロックが10月1日に行われ、野月浩貴八段(50)が岡部怜央四段(24)に107手で勝利した。この結果、野月八段は東軍の代表権を獲得。5人目のメンバーとして、西軍との決勝戦に向かう。
野月八段が初のオールスター出場権を獲得した。今期は2回戦から出場し小倉久史八段(55)、横山泰明七段(42)、深浦康市九段(51)、飯塚祐紀八段(54)を破り決勝戦に進出した。新進気鋭の岡部四段との決勝戦は、野月八段の先手で相掛かりの出だしに。後手ペースで進行していたものの、経験豊富な野月八段の冷静な差し回しが光り若手を圧倒した。
東京代表はファン投票で選ばれた羽生善治九段(53)、渡辺明九段(39)、永瀬拓矢王座(31)の3人に加えて、予選Aブロックから青嶋未来六段(28)の参戦が決定している。野月八段が5人目の代表に加わったことで、東軍最後の1枠には誰が入るか10月29日に行われる予選Cブロックにも大きな注目が集まっている。
◆SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2023 ファン投票による選出(東西各3人)、予選(東西各3人)、決勝戦(東西各6人)によって構成される。12月下旬に開催予定の決勝では、個人戦と団体戦のポイント数で優勝チームを決定。対局は全て持ち時間なし、初手から1手30秒未満で行われる。先手・後手は振り駒で決める。
(ABEMA/将棋チャンネルより)