Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」、10月2日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は今期から新参戦しつつ、まだ記念すべき初勝利を得られていないルーキー2人。応援してくれる仲間、ファンの向けてうれしい勝利報告をすることはできるか。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvsサクラナイツvsABEMASvsBEAST
ネット麻雀の神とも呼ばれる赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)だが、リアル麻雀のプロになったのは今年の2月。周囲からはネットもリアルも関係ないほど、高い雀力の持ち主だと評価されるが、一気にMリーグのような舞台まで駆け上がり、不慣れな点もあるだろう。徐々に雰囲気にも慣れ、ネットで無双する麻雀が展開されるようになれば、自然と順位は上がっていく。
一方、リアル麻雀で勝負師としての戦いを貫いてきたのが、BEAST Japanext・鈴木大介(連盟)。将棋との二刀流ながら、個人戦での短期決戦では、何度も底知れぬ勝負強さを発揮してきた。Mリーグでは、前に出たところで手痛い失点を繰り返しトップは取れていないが、おそらく本人には守備に重きを置くような考え方はまるでないだろう。
早く1勝が欲しいのは、従来のMリーガーも同様。まさかのリーグ最下位に沈む渋谷ABEMASからは、日向藍子(最高位戦)が出場する。昨年の優勝チームが9チームの一番後ろにいるという、過去5年のジンクスを反映するような展開だが、前人未到の6年連続ファイナルシリーズ進出に向けて、日向のアガリと初勝利がガラリと雰囲気を変えるはずだ。
昨年の不振を感じさせない気持ちのいいスタートを切っているのがKADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)。開幕早々に快勝を収めて、決まり文句の「うれしいです」も飛び出した。安定した強さはMリーグの中でも屈指。高く評価する渡辺との直接対決で、さらにテンションも上がることだろう。
【10月2日第1試合】
赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)個人23位 ▲25.2
KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)個人2位 +83.2
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)個人27位 ▲40.9
BEAST Japanext・鈴木大介(連盟)個人31位 ▲72.2
【9月29日終了時点での成績】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +255.4(6/96)
2位 TEAM雷電 +106.5(8/96)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +20.1(6/96)
4位 赤坂ドリブンズ +11.1(8/96)
5位 U-NEXT Pirates ▲1.8(8/96)
6位 BEAST Japanext ▲46.0(6/96)
7位 セガサミーフェニックス ▲101.9(6/96)
8位 EX風林火山 ▲113.8(8/96)
9位 渋谷ABEMAS ▲129.6(8/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)