KONAMI麻雀格闘倶楽部の伊達朱里紗（連盟）が10月3日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」の第2試合に出場。個人2連勝と共に、第1試合で勝利した佐々木寿人（連盟）とのデイリーダブルを達成し、試合後には頼もしいひと言を口にした。
今期の個人初戦は開幕戦の第1試合、インフルエンザに感染し、欠場を余儀なくされたエース・佐々木に代わる緊急登板だった。「とんでもなく気合が入っていた」。それでも、この窮地で見事にトップ。以降、チームは快進撃を続けている。起家からEX風林火山・勝又健志（連盟）、セガサミーフェニックス・醍醐大（最高位戦）、TEAM雷電・瀬戸熊直樹（連盟）、伊達の並びで始まった当試合でも、伊達は東1局でいきなりリーチ・三色同順・裏ドラの満貫・8000点を獲得。その後は流局が連発するなど重たい展開が続いたが、伊達は虎視眈々とチャンスの時を窺っていた。
その時が来たのは南3局、配牌で対子だった中と白を鳴き、三・六万のテンパイへ。これを醍醐からアガると、白・中・混一色の満貫・8000点（＋300点）を奪取した。この一撃でトップ目に立った伊達は、「何とか（流局で牌を）伏せるつもりでいた」と、南4局の親番では守備寄りの闘牌。瀬戸熊が醍醐に振り込み、その瞬間、個人2連勝とデイリーダブルが決まった。
「考えられないくらい、すごい勢いですね」。これでチームは8戦6勝。驚異的なスタートダッシュでチームの雰囲気は「やっぱり明るい」そうで、「物静かな3人のチームメイトではありますけども、やっぱり笑顔が多いかなと思います」と、試合後のインタビューでメンバーの様子を伝えた。伊達は昨シーズンのMVP（個人スコア1位）だ。チームメイトの佐々木が個人スコア・最高スコア・4着回避率の三冠を狙っていることについては、「受けて立ちます」とニコリ。「ここまですごく好調で、みなさんの応援のお陰だと感じております。引き続き、しっかりと麻雀を打って、レギュラーシーズンを勝ち切れるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」。笑顔で送ったファンへのメッセージにも、みなぎる自信が垣間見えた。
【第2試合結果】
1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗（連盟）3万4300点／＋54.3
2着 セガサミーフェニックス・醍醐大（最高位戦）2万3000点／＋3.0
3着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹（連盟）2万1700点／▲18.3
4着 EX風林火山・勝又健志（連盟）2万1000点／▲39.0
【10月3日終了時点での成績】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ＋387.0（8/96）
2位 TEAM雷電 ＋110.1（10/96）
3位 赤坂ドリブンズ ＋39.7（10/96）
4位 BEAST Japanext ▲1.3（8/96）
5位 U-NEXT Pirates ▲1.8（8/96）
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲58.2（8/96）
7位 渋谷ABEMAS ▲124.6（10/96）
8位 セガサミーフェニックス ▲126.6（8/96）
9位 EX風林火山 ▲224.3（8/96）
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
