9月25日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークス戦で、相手内野陣の隙を突き、ソフトバンク・周東佑京が成功させた本塁突入が、野球ファンの間で話題となっている。
4-1、ソフトバンク3点のリードで迎えたこの試合の7回表・ソフトバンクの攻撃。1死一塁の場面で、一塁走者の周東は、ロッテ先発・小島和哉が牽制をした際に、帰塁せずにそのままスタートを切るという“韋駄天ならではの荒技”で二塁盗塁を決めると、続く2番・上林誠知のライト前ヒットで三塁へ。ソフトバンクは1死一三塁と、一気に追加点のチャンスを拡大することとなったが、ここで迎えた3番・柳田悠岐の打席で、カウント1-1から、またもや小島が一塁へと牽制。今度は一塁走者の上林が一、二塁間に挟まれ、ランダウンプレーへと突入したが、その隙に三塁走者の周東がスタートを切るというディレイドスチールの状態に。
そのため、ファースト・井上晴哉の送球を受けたショート・茶谷健太が慌てて本塁へと送球するも、時既に遅し。周東は、高速ヘッドスライディングで本塁を陥れ、結果としてソフトバンクは、1死一、三塁の好機をダブルスチールでモノにする形で、貴重な追加点をもぎとることとなった。
9月29日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、改めて、周東によるこの“速すぎる本塁突入”のシーンを振り返る形で紹介する形となったが、その際にVTRを観た野球解説者のG.G.佐藤氏は「(ランダウンプレーで、ファースト・井上晴哉が)投げちゃうのはしょうがないですけども、三塁に周東選手がいるときには投げない、一塁のランナーが(二塁に)行ってもしょうがないっていうふうに、最初に決めとかなきゃダメですよね。」と、“対・周東”という観点で、“割り切る守備”を提案する形でコメント。またネット上の野球ファンからは「まさに足でもぎ取った1点」「本当に速すぎだな周東w」「まさに一塁でも得点圏」「タカファンだが最近周東打撃の調子も良いおかげで得点力もアップして最高すわ」「周東は一塁でも得点圏、三塁はもう得点」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)