Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」、10月5日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、まだ今期初勝利を挙げられていないセガサミーフェニックスから先発する魚谷侑未(連盟)。昨期も苦しいレギュラーシーズンを過ごしたが、チームとして5日目の試合で、再スタートを切るような初勝利を手にできるか。
【中継】大和証券 Mリーグ 麻雀格闘倶楽部vsフェニックスvs雷電vsPirates
セガサミーフェニックスは近藤誠一(最高位戦)が勇退し、選手が1人入れ替えに。醍醐大(最高位戦)が加わり新体制でシーズンを迎えたが、チームとして2着3回、3着4回、ラス1回と全9チーム中、唯一勝利がない。やはりシーズンの始まりは1度勝ってから。苦しい時こそチームの支柱・魚谷が、バランス感覚に優れた麻雀で逆流を泳ぎ切りたい。
U-NEXT Piratesはちょうど9チーム中、真ん中の5位にいるが、鈴木優は2戦して2着2回とトップが近そうで遠い。あと1回のアガリがあればという展開もあり、ここぞの場面での勝負強さを本人が一番求めているところだろう。普段は優しさが溢れるが、いざ卓に向かうと「戦闘民族」の名の通り、鋭い視線を送り続ける。表情にも注目だ。
あとの2チームは開幕から好調だ。リーグ2位のTEAM雷電は、1人が振るわなくてもすぐにもう1人がカバーするというように、うまく歯車が噛み合っている。安定して上位にいることにはあまり慣れないが、精神的に落ち着いた日々を過ごせているのは間違いないところ。萩原聖人(連盟)も今期はほどよく肩の力が抜けた麻雀で好調。さらに上を目指す。
KONAMI麻雀格闘倶楽部は、8戦6勝と過去のMリーグを振り返っても珍しいほどのスタートダッシュを決めている。まだ長いリーグ戦の1/12を消化しただけではあるものの、+400に迫るプラスポイントは、第1関門であるセミファイナルシリーズ進出に向けては、大きなアドバンテージを得たといってもいいだろう。今期2戦でトップ1回・2着1回の滝沢和典(連盟)が2勝目を挙げるようなことがあれば、いよいよチームは未知の領域に向かって突き進む。
【10月5日第1試合】
KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)個人5位 +66.3
セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)個人15位 +21.6
TEAM雷電・萩原聖人(連盟)個人6位 +65.2
U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)個人13位 +23.7
【10月3日終了時点での成績】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +387.0(8/96)
2位 TEAM雷電 +110.1(10/96)
3位 赤坂ドリブンズ +39.7(10/96)
4位 BEAST Japanext ▲1.3(8/96)
5位 U-NEXT Pirates ▲1.8(8/96)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲58.2(8/96)
7位 渋谷ABEMAS ▲124.6(10/96)
8位 セガサミーフェニックス ▲126.6(8/96)
9位 EX風林火山 ▲224.3(8/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)