プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」10月5日の第1試合で、セガサミーフェニックスの魚谷侑未(連盟)が2着とわずか200点差の大接戦を制して、今期チーム初勝利を手にした。控室には、昨期まで選手としてプレーしていた近藤誠一新監督(最高位戦)が応援に駆けつけていた。うれしい監督初勝利のプレゼントに「素晴らしい」と優しい笑みを見せた。
近藤は昨期までの5年間、選手としてプレーし個人タイトルも獲得するなど強さを見せていたが、昨期はシーズン中に頭痛に悩まされるなど、自身の満足いくプレーができなくなっていると判断し、シーズン終了後にMリーガーとしては勇退することを発表。同時に、チームの監督を務めることが明かされた。
所属する最高位戦では、今なおプレーヤーとして活躍しているが、Mリーグではチームを見守る存在に。それでも一緒に戦うという姿勢の表れか、ユニフォームに着替えると、2試合目に控えていた後輩・醍醐大(最高位戦)と魚谷を応援していた。
ぎりぎり200点差のトップを持ち帰り、「やったー!」と両手を挙げて戻ってきた魚谷に対して、醍醐は「完璧でした」と絶賛ラッシュ。近藤も「素晴らしい」と優しく微笑んでいた。またファンからも、久々に見られたユニフォーム姿を喜ぶ声が多く集まっていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)