昨期までは手にできなかったアガリ牌が、今年はすぐそばにある。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」10月9日の第1試合は赤坂ドリブンズ・園田賢（最高位戦）がトップ。フリテンリーチで高目をツモって跳満、ライバルの親番にも勝負を挑み直撃など、繰り出す手が次々に決まった。
この試合は東家からU-NEXT Pirates・瑞原明奈（最高位戦）、BEAST Japanext・鈴木大介（連盟）、KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳（連盟）、園田の並びで開始。園田は東2局2本場、5・6・8・9筒待ちの四面張をリーチ、そしてツモ。リーチ・ツモ・平和・赤・裏ドラの8000点（＋600点）をゲットした。親番の東4局にはフリテンの3・6筒でリーチ。高目の6筒を力強く引き寄せ、リーチ・ツモ・平和・一気通貫・赤・裏ドラの1万8000点を得て抜け出した。
5本場までもつれた南1局、親の瑞原のリーチに対して園田もおっかけ。待ちが良いとみた6・9筒待ちだ。瑞原から6筒が出てリーチ・赤・裏ドラの5200点（＋1500点）のアガリ。このリードを活かして終盤は逃げ切り、嬉しい個人2連勝を獲得した。
勝利者インタビューで園田は「嬉しいですね！はい」と語ったものの、この幸運がまだ信じられないといった様子。「序盤からずるずるといってしまうことがこの3年ぐらい続いていた」とこれまでの苦しい戦いを想起し、好調な足元の成績には「今の瞬間、終わらないかなって思います」と笑いを誘った。
その後は、繰り出す手が次々に決まった試合を饒舌に振り返り、時に大きな笑いを誘い、ファンを楽しませた。「お笑い芸人さんですかね」「全集中！インタビューの呼吸！無限べしゃり編！」「おれは好きだぞ」と様々な声が寄せられる中で園田は「長らく低迷して申し訳ありませんでした！今年は何か違うと思います！絶対セミファイナル行って、ファイナル行って、優勝できるよう頑張りますので、最後までMリーグを楽しんでいただけたらと思います！」と一息にメッセージを伝えていた。
【第1試合結果】
1着 赤坂ドリブンズ・園田賢（最高位戦）4万3500点／＋63.5
2着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳（連盟）2万9600点／＋9.6
3着 U-NEXT Pirates・瑞原明奈（最高位戦）2万8700点／▲11.3
4着 BEAST Japanext・鈴木大介（連盟）－1800点／▲61.8
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
