Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」、10月10日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は「麻雀星人」「最速最強」などの異名を持つ渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)。今期、自身2戦目の出場となるが、チームを浮上させる初勝利をもぎ取るか。
【中継】大和証券 Mリーグ 麻雀格闘倶楽部vsABEMASvsフェニックスvs雷電
昨期優勝の渋谷ABEMASは、9月18日のシーズン開幕からなかなか多井が出場せず、今期初登場は半月以上が経過した10月6日。一時はトップ目に立つも、後半巻き返しにあい、惜しくも2着で初戦を終えた。出場していない期間は、一時リーグ最下位に沈むなど「常勝軍団」らしからぬ戦いが続いていたが、現在は6位まで浮上。リーダー多井も初白星を手にして、早く“定位置”である上位に浮上したい。
この多井と長年、しのぎを削ってきたのがTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)。チームの精神的支柱としてリーグ初年度から奮闘してきたが、昨期ようやく初のファイナルシリーズ進出を果たし、肩の重荷が取れたのか、今期は開幕からのびのびとした麻雀が見られている。居心地のいい3ケタプラスという上位を、さらに安定させたいところだ。
セガサミーフェニックス・東城りお(連盟)は、今期3試合目の出場で、過去2戦はいずれも3着。東城らしさは出ているものの、競り負けることも多く、惜しい展開が続いている。チームは魚谷侑未(連盟)が初勝利を持ち帰り、リスタートを切ったばかり。魚谷の作った流れに、そのまま乗っかりたい。
開幕から圧倒的な強さを誇っているのはKONAMI麻雀格闘倶楽部。開幕から10戦6勝、ラスなしの+358.7は断トツの首位だ。滝沢和典(連盟)も3連勝の佐々木寿人、2勝の伊達朱里紗(連盟)に遅れを取ることなくトップ、2着、3着をそれぞれ1回ずつでラスなし。しっかりとポイントを持ち帰っている。ここでトップを取り、プラスポイントが400を超えてくるようであれば、かなり気が早いが9チーム中6チームのセミファイナルシリーズへの視界は大きく開けてくる。
【10月10日第1試合】
KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)個人10位 +51.6
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)個人16位 +21.4
セガサミーフェニックス・東城りお(連盟)個人25位 ▲52.9
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)個人9位 +59.9
【10月9日終了時点での成績】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +358.7(10/96)
2位 TEAM雷電 +133.1(12/96)
3位 赤坂ドリブンズ +88.8(12/96)
4位 U-NEXT Pirates +47.6(12/96)
5位 KADOKAWAサクラナイツ ▲54.9(12/96)
6位 渋谷ABEMAS ▲97.7(12/96)
7位 セガサミーフェニックス ▲130.0(10/96)
8位 EX風林火山 ▲168.7(12/96)
9位 BEAST Japanext ▲176.9(12/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)