人生に1度あるかないかの大チャンスとなれば、びっくり顔になるのもしかたない。10月10日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」の第1試合では、セガサミーフェニックスの東城りお（連盟）が、ミラクルすぎる配牌に目を丸くする場面があった。
親で迎えた東1局でのことだった。東城はゆっくりと丁寧に理牌すると、なんと、その配牌は「三・四・五万」「七・八・九万」「3・4・5筒」「1・2・3索」と4つの順子が完成しており、残る3索の単騎待ち状態。ここで3索を手繰り寄せれば、確率約33万分の1とも言われる超レア役満の天和が降臨するわけだ。
「どうしよう。アガっちゃうかもしれない、天和」。試合後、東城はかなりドキドキしたことを明かし、「だから溜めよう。しっかりと理牌して、端っこに3索を置いて…」と心境を説明。ファンも「やばい！」「震える！」「なんやこれ！？」「いきなり！？」「おいおい！」「天和チャンスやんけ」と緊張する中、「よし！」と気合を入れてツモった牌は残念ながら八万で、「全然違う！」と苦笑したという。
それでも東城は、その次々巡にノベタンでリーチをかけてリーチ・一発・ツモ・ドラ・裏ドラの満貫・1万2000点を獲得。一度は渋谷ABEMASの多井隆治（RMU）にトップ目を譲ったものの、見事に今期初トップを飾り、「良きかな～ですね」「リーチ・一発から始まって、まだふわふわしています」と笑顔を爆発させた。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
