将棋の第71期王座戦五番勝負が京都市の「ウェスティン都ホテル京都」で第4局が行われ、永瀬拓矢王座（31）と挑戦者の藤井聡太竜王・名人（王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21）が対局中だ。永瀬王座の趣向に対し、藤井竜王・名人は1時間超えの長考。解説者はわずかな右手の動きを実況したが、藤井竜王・名人は手を引き込め考慮を継続。視聴者からは「実況ハズレw」「面白いw」「ジラシ作戦」のコメントが寄せられた。
永瀬王座の「名誉王座」獲得か、藤井竜王・名人の「八冠制覇」か。挑戦者の藤井竜王・名人が2勝1敗とリードしているとあり、対局室にはより一層の緊張感が高まっている。第4局では後手番の藤井竜王・名人が得意の角換わりを志向すると、永瀬王座も研究範囲とばかりに早々に桂馬を跳ねる趣向を披露。開始早々に激しい戦いが始まったとあり、藤井竜王・名人は今後の展開に慎重に読みを入れていた。
持ち時間は5時間のチェスクロック使用とあり1分1秒も惜しいが、藤井竜王・名人は午前中から1時間以上の時間を投入。ABEMAの中継に出演した木村一基九段（50）は対局者の心境などを解説しながらも、持ち時間を消費する挑戦者の様子を画面越しに見守っていた。すると、藤井竜王・名人が右手を上に上げ着手…？「お、右手が、右手が…動きそう！？」と“実況”したもののの、藤井竜王・名人の右手は唇に置かれたまま数秒の後にガクっと再び畳の上へ。木村九段は「下がりました～。指さない（笑）」と笑い声を上げた。
ともに中継にした松尾歩八段（43）と、「気づかないだけで自分でもそういうところあるんでしょうね。こうやって見ることはあまりないので自分ではわかりませんが」と顔を見合わせる場面も。解説者の予想通りにはいかない対局者の動きに、ファンからは「ナイスアテレコ」「フェイントww」「実況ハズレw」「面白いw」「ジラシ作戦」「ささ・・・ない」などのコメントが多数寄せられていた。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
