将棋の王座戦五番勝負第4局が10月11日に行われ、永瀬拓矢王座(31)は藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)を相手に138手で投了、シリーズ1勝3敗で防衛に失敗し、4期連続で保持していた王座のタイトルを手放した。第3局に続き、この第4局でも終盤まで優勢、さらには勝勢まで見えたところから、痛恨の逆転負け。それでも対局後は「番勝負が始まる前と後ではだいぶ見えてきたものも違った」と、悔しい失冠の直後ながら、しっかりと前を見据えた。