ファンが期待した以上のオーバーリアクション、さすが名役者だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」10月13日の第2試合。オーラスで痛恨のド裏目を引いたTEAM雷電・萩原聖人（連盟）にファンが注目。放送席も大騒ぎとなる一幕があった。
オーラスを迎えて2着目の萩原、トップ目のセガサミーフェニックス・魚谷侑未（連盟）を跳満ツモで逆転できる位置にいた。4巡目、萩原はドラの1筒と8索、どちらを切るか、大きな選択を迎えた。萩原が選んだのはドラの1筒残し。重ねてしまえば跳満へ大きく近づく。「バシン！」と大きな音を立てて飛んでいく8索。しかし次巡、そんな萩原をあざわらうかのような8索の「おかえり」が待っていた。ドラを切っておけば、ここで逆転を期すリーチとなっていたツモだ。
悔やんでも悔やみきれないド裏目、萩原は思わずこれを高速ツモ切り、さらに顔面を手で覆い、天を見上げてしまった。ファンは「ぐにゃああああ」「リアクションおもろいｗ」「そんなんありなんかw」「サービスシーン」と大笑い、放送席は「痛すぎる！痛すぎる！（ツモ牌を）見なくてもわかりますね！」とその悔しさに共感してやはり大騒ぎだ。
萩原はその後、諦めたかのように頭の後ろへ手をやり苦笑い。しかしすぐに気を取り直して、改めて手作り。すぐに赤5索を引いてテンパイ。ダマテンに構え、満貫を魚谷からアガり、2着のままで終了した。名俳優が全身で悶絶、痛恨のド裏目にのけぞりまくりとなるも致し方ないという印象的な場面だった。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
