将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)が10月17日、第36期竜王戦七番勝負で伊藤匠七段(21)と午前9時から第2局の対局を開始した。王座獲得により前人未踏の八冠独占を達成し、新境地に立った絶対王者はどのような将棋を披露するのか。藤井竜王の1勝で迎える“同学年対決”第2戦の星のゆくえに大注目が集まっている。
【中継】藤井竜王VS伊藤七段 注目の第2局・京都対局(生中継中)
前人未踏の八冠独占から6日。興奮冷めやらぬ中、藤井竜王が次に挑むのは3連覇を目指す竜王防衛戦だ。開幕局となった渋谷対局は、先手番となった伊藤七段の誘導で「相掛かり」の出だしに。かけ引きの多い最新形の将棋へと展開すると、藤井竜王が難解な中盤でリードを奪った。その後も無理のない自然な攻めでリードを拡大。ABEMAの「SHOGI AI」が美しい“藤井曲線”を描く完勝を飾った。
注目の第2局の舞台は「仁和寺」。宇多天皇が仁和4年(888年)に創建した寺院で、現在は真言宗御室派の総本山となっている。1994年には、古都京都の文化財としてユネスコの「世界遺産」に登録された。藤井竜王は過去2期でこの仁和寺対局に白星を飾っており、この地で藤井竜王が連勝で弾みをつけるか、伊藤七段がタイに追いつくか、戦いの展開から目が離せない。
持ち時間は各8時間の2日制で、本局の先手番は藤井竜王。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)