10月15日放送の『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)に、MLB事情に詳しいスポーツジャーナリストのAKI猪瀬氏が出演。
今季、MLB移籍初年度でありながらも、チームの主軸として活躍したボストン・レッドソックスの吉田正尚について言及した。
この日、番組では吉田を含む、MLBの日本人プレイヤーについて、その活躍ぶりを振り返る形で、AKI猪瀬氏が“通信簿”をつける形となったが、140試合に出場し、ア・リーグの打率ランキングでは、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平に次ぐ、5位に入る.289をマークし“グリーンモンスター越え”を含む15本塁打、72打点、OPS.783と、堂々たる成績を残すこととなった吉田について、AKI氏は「吉田選手も1年目って考えると、“大変よくできました”(という評価)。」と、移籍初年度としては上々の出来であったとした上で、その理由として、「吉田選手は日本時代に腰痛持ちで、なかなかフルシーズン、元気な身体で戦うことができなかったんですね。で、アメリカの場合っていうのは、長距離移動、そして時差を越える移動等々あるので、フィジカル分が持つかなと思ったんです。実はボストンとか、シアトルとか、アメリカの地図の端のほうのチームというのは、1年間を通して、移動距離、だいたい地球1周半分ぐらいなんですよ。そのぐらいは飛行機乗ってるんですね。で、腰痛ってなるとちょっとヤバいなと思ったんですが、そこの危機管理をしっかりとできて、大きく長期的に休むことなく、パフォーマンスができたので、1年目としてはもう100点満点、大変よくできましたね。」と、NPB時代よりもさらに年間の移動距離が大きくなり、肉体面でも大きな負担が生じる中でも、自己管理を徹底して行うことで、腰痛を悪化させず、1年を通してコンディションを維持することができていたと解説した。
(ABEMAスポーツタイム)