小さい違和感をプロは見逃さなかった。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」10月19日の第2試合。セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)が牌についた小さい傷を発見し、一時試合が中断。急遽交換の措置が取られ、これにファンが沸いた。
南3局3本場、配牌を取り、親の渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)が第1打を切った場面。南家の魚谷が山に積まれた牌の一つに傷がついていることを指摘し、試合が中断した。実況の日吉辰哉(連盟)は「ツモってない!?」と少牌を疑ったが、解説のEX風林火山・二階堂瑠美(連盟)は「いや、ツモってるんじゃないですか」。日吉は「傷があるって言ってますね」とすぐさま訂正した。
これまで起きたことのない事態にファンは「牌に傷が!」「ガンパイになっちゃうからね」「まあキズがあると分かっちゃうからしゃーないな」「こういう場合どういう取り決めになってんの?」と騒然となった。日吉は「麻雀牌も時に乾燥や衝撃で、欠けたり割れたりということがありますね」と、決して珍しいことではないことを説明していた。
数分間の中断を経て、審判が選手に見えないようにして傷ついた牌を交換。「このまま次の手番のところから試合を再開してください」というアナウンスの後に、試合は再開した。牌の交換で試合が中断するのはリーグ初の珍事。ファンからは「スタッフさん お疲れ様です!」「日吉さん、傷付いた牌持ってきて視聴者に見せてくれ」「やっぱ傷あったのか」など様々な声が寄せられていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)