Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」、10月20日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はKADOKAWAサクラナイツのリーダー内川幸太郎（連盟）。今期3戦していまだチーム唯一の勝利なし。“サクラのプリンス”が微笑むは今夜になるのか。
【中継】大和証券 Mリーグ 風林火山vsサクラナイツvsBEASTvsPirates
チーム最年長の内川は、成績次第でチーム構成が変わるという状況を開幕前から強く意識。昨シーズンの低迷からいかに脱却するかをテーマに、開幕に備えてきた。今期ここまで岡田紗佳（連盟）、渋川難波（協会）の順でプラスを作っているものの、堀慎吾（協会）は6戦して半分の3戦でラスと不調。チームに漂う嫌な雰囲気は、リーダー自ら払拭する。
新加入のBEAST Japanextも、ここまでリーグ8位とMリーグの壁に直面している。個々の成績が極端に落ち込んでいるわけではないが、4選手全員がマイナスポイント。早い段階でチームを引っ張るポイントゲッターの登場が待たれるところだ。菅原千瑛（連盟）は自力でオーディションを勝ち抜き、Mリーグの舞台にたどり着いた選手。逆境でこそ輝くはずだ。
EX風林火山は僅差ながら、よもやのリーグ最下位。最大の理由が、勝又健志（連盟）の不振だろう。ラスの少なさにも定評がある選手が、このシーズン序盤で3ケタマイナスは不運が重なったこともある。「怒りの勝又」と呼ばれもする知性派雀士が、溜まりに溜まった借りをいつ取り返しにくるか。
U-NEXT Piratesの瑞原明奈（最高位戦）は、Mリーグですっかり上位の常連という認知をされているプレーヤー。今期もここまできっちり約50ポイントのプラスを稼いでいる。チームは連勝で一気に順位を上げたところ。帆に受けている風を絶やさず、瑞原がさらに加速させたい。
【10月20日第1試合】
EX風林火山・勝又健志（連盟）個人33位 ▲109.9
KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎（連盟）個人27位 ▲70.3
BEAST Japanext・菅原千瑛（連例）個人24位 ▲53.1
U-NEXT Pirates・瑞原明奈（最高位戦）個人10位 ＋50.3
【10月19日終了時点での成績】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ＋312.3（16/96）
2位 U-NEXT Pirates ＋184.4（16/96）
3位 赤坂ドリブンズ ＋25.4（18/96）
4位 TEAM雷電 ＋0.8（18/96）
5位 渋谷ABEMAS ▲37.0（18/96）
6位 セガサミーフェニックス ▲52.7（18/96）
7位 KADOKAWAサクラナイツ ▲123.8（16/96）
8位 BEAST Japanext ▲150.3（16/96）
9位 EX風林火山 ▲159.1（16/96）
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
