研ぎ澄まされた指先の感覚でドラでのツモアガリを確信したのか。TEAM雷電の瀬戸熊直樹(連盟)が、牌を持った瞬間に舌をペロリと出す一幕があった。
10月24日「プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」の第1試合。起家から瀬戸熊、赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)の並びでスタートした中、東3局1本場でのことだった。
トップ目の渡辺と9000点差の2着目だった瀬戸熊は、対子が3つの配牌。巡目を重ねるごとに対子が増えると、7巡目、既に2枚切られていた北を重ねてリーチをかけた。待ちはドラである七万の単騎。「ドラは…誰も持っていない。もちろん、誰も切っていない」と放送席が反応した通り、残り3枚の七万は全て山の中にあった。その後、トップ目の渡辺が三面張のリーチで応戦したものの、瀬戸熊は見事に七万を手繰り寄せ、「ツモ」と卓上に牌を叩きつけた。
リーチ・ツモ・七対子・赤・ドラ2の跳満・1万2000点(+300点、供託2000点)。まだツモった牌をめくる前に、チラリと舌先を出した瀬戸熊には、「嬉しそうな顔してる」「心なしか微笑んでない?」「やるぅ」「お見事」「ニッコリ」「これは気持ちいい」「いいぞ!」「ナイス!!!」「さすがです」「カッコイイ!」「これは上手いわ」などと多くの投稿が寄せられた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)