将棋の竜王戦七番勝負第3局は10月26日、福岡県北九州市の「旧安川邸」で2日目を迎えた。藤井聡太竜王(名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)が前日封じていた44手目を指し、伊藤匠七段(21)の手番で対局は再開。形勢は互角と見られている。2勝している藤井竜王は勝てば防衛での3連覇に王手。伊藤七段はタイトル初挑戦での奪取に、巻き返しの1勝を挙げられるか。
【中継】藤井竜王3連勝か、伊藤七段が反撃か 注目の第3局(生中継中)
藤井竜王は、先に行われた王座戦五番勝負で奪取に成功し、8つあるタイトルを全て同時に保持する「八冠独占」に成功。今後は八冠をいつまで維持し、通算タイトル数でも史上最多の99期を誇る羽生善治九段(53)にどこまで迫れるかという戦いになる。藤井竜王と小学生のころから対戦してきた同学年の伊藤七段は、藤井竜王の独占状態を切り崩す一番手の“刺客”として番勝負に臨んだが第1局、第2局は安定感抜群の八冠王を前に力負け。初の大舞台で、まずは一矢報いたいところだ。
伊藤七段の先手番で始まった第3局は「相掛かり」で始まると、後手番から受けて立った藤井竜王が早くも工夫を入れたことで、両者長考合戦に。封じ手の時点では既に難解な局面を迎えている。ABEMAの「SHOGI AI」は、ほぼ互角と示しており、2日目の午前中から見逃せない展開が続く。
持ち時間は各8時間の2日制。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)