それを鳴かれるとこっちは困る。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」10月27日の第1試合。逆転手に必要な牌をポンされてしまった渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)が、鳴いた赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)をジロリ。そのリアクションにファンがすぐさま反応する一幕があった。
場面は南3局。2万2600点持ちの多井は、789の三色同順を狙った手格好。しかしそれに必要な九万が、マンズの染め手を狙ったたろうにポンされてしまった。あっという間に欲しい牌が売り切れ寸前、この事態に多井はゲンナリした表情でたろうをジロリとひとにらみ。この視線にファンからは「めっちゃにらんでるやんww」「怒ってるw」「ちらみ」「チラww」「なんか言ってた?w」と多数の反響が集まった。
しかしまだ時間帯は浅い、多井は三色同順を諦めると、ドラの3索を引き入れ南と中のシャンポン待ちでリーチ。これをU-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)からアガり、裏ドラ1枚を乗せて満貫ゲット。オーラスもこの“風”のままアガリを掴み、今期初トップを獲得した。
欲しい牌が鳴かれて思わずライバルをジロリ、最強雀士の心の内がダダ漏れとなった瞬間にファンが沸いたシーンだった。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)