「はええええ」王者争う日本人レーサーが時速296キロで“気迫の追い抜き” 大外から仕留めた神業に反響
【映像】時速296キロで圧巻オーバーテイクの瞬間

スーパーフォーミュラ】第8戦(決勝・10月28日/鈴鹿サーキット)

 日本最速を競う『スーパーフォーミュラ』で、ランキングトップに立つ日本人レーサーが、300km/hに迫る高速で見事なオーバーテイクを敢行し、反響を集めている。

【映像】時速296キロで圧巻オーバーテイクの瞬間

 選手権をリードする宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)は予選で2番手となったが、決勝のスタートではやや出遅れた。いっぽう4番手の太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は抜群のスタートを決め、一時的にエンジンパワーを上げるオーバーテイクシステム(OTS)を使いつつ、宮田を1コーナーでアウト側からオーバーテイク。

 しかし、宮田は慌てずに太田のOTS使用状況をピットに確認。「相手がOTSを使えない」と判断すると、130R手前でOTSを使い、最終コーナーでは太田の背後にマシンをつけ、ホームストレートで鮮やかにオーバーテイク。テレメトリーシステムで追い抜き時のスピードは296km/hに達していた。そのままレースが赤旗終了となるまで、しっかりと2位をキープした。

 このオーバーテイクを見て、視聴者も「りともいった!!」「っはや」「うまーい」「はええええ」とコメントで大盛り上がり。解説でレーシングドライバーの中山雄一も「1周目は、タイヤがまだ温まっていないのでコントロールが難しいはずなんですけどね」と宮田のテクニックを絶賛。

 第8戦は、5周で赤旗終了となったため、ハーフポイントが加算された。宮田は依然としてランキング1位を守っており、2位の野尻智紀(TEAM MUGEN)とは6.5ポイント差。果たして、自身初のスーパーフォーミュラチャンピオンとなれるのか。29日14時スタートの最終戦から目が離せない。

ABEMA『スーパーフォーミュラ2023』/(C)JRP)

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