F1帰りの“黒船レーサー”と王者が“バチバチ” 意地の同僚バトル勃発に「ローソンが後ろからw」「のじさん意地を見せたな」
【映像】予選で火花を散らすチームメートバトルの瞬間

スーパーフォーミュラ】第8戦(決勝・10月28日/鈴鹿サーキット)

 日本最速を競う『スーパーフォーミュラ』のチャンピオンは、果たして誰が獲得するのか。最終戦の最後の最後まで分からない展開となってきた。

【映像】予選で火花を散らすチームメートバトルの瞬間

 第7戦までのドライバーズランキングは、宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)が1位、次いで2位に野尻智紀(TEAM MUGEN)、3位がリアム・ローソン(TEAM MUGEN)で拮抗したなか第8戦を迎えた。

 TEAM MUGENの2人は結託して宮田を攻略するかと思いきや、予選ではチームメイト同士の一歩も譲らない戦いが繰り広げられた。Q2(予選2回目)では、全員がアタックラップに入るなか、佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)がクラッシュし、残り10秒で赤旗中断。その後、エクストラで予選時間を3分設け、全員が1アタックの勝負にかけることになった。

 ローソンは、あいにく中古タイヤしか用意できず、他のドライバーたちのタイヤは新品。その焦りもあったのかQ2が再スタートすると、野尻の前に出て、やや速度を落としてアウトラップを周り始めた。ローソンのタイヤは中古で温度が上がった状態だったが、野尻は新品のため、スピードに乗せてきちんと温めなければならない。ローソンのスロー走行に阻まれ、野尻はタイヤを温めきれず、アタックラップのホームストレートでもウィービングでタイヤを温めることになりタイムロス。

 しかし、第1〜3セクターは自身のベストタイムを更新できなかったものの、最終セクターで全体ベストを記録。結果的にポールポジションをもぎ取ったのだ。

 ローソンは、今年代役としてF1に乗った際にも、チームメイトの角田裕毅に対してブロックしたりと、自分の走りを堅持する様子が見られた。最終戦でも、チームメイトに遠慮しないバトルが繰り広げられそうだ。この2人の対決を見てABEMAの視聴者のコメント欄も「ローソンが後ろからw」「のじさん意地を見せたな」と盛り上がった。

 最終戦予選終了後のポイントランキングは、1位 宮田莉朋(103.5点)、2位 野尻智紀(98点)、3位 リアム・ローソン(91.5点)となっている。展開次第ではまだ誰がチャンピオンを取るかわからない。最終戦は最後まで見逃せない戦いになりそうだ。

(ABEMA『スーパーフォーミュラ2023』/(C)JRP)

【映像】クラッシュの瞬間と“衝撃”物語る復旧作業の様子
【映像】クラッシュの瞬間と“衝撃”物語る復旧作業の様子
【映像】時速296キロで圧巻オーバーテイクの瞬間
【映像】時速296キロで圧巻オーバーテイクの瞬間
【映像】度肝を抜いたデビュー戦のオーバーテイク
【映像】度肝を抜いたデビュー戦のオーバーテイク
【映像】バリア突き破る壮絶クラッシュの瞬間