「自分が選手であるのに…このままでいいのかなって思いがすごく強くて。自分を見失いそうな期間が凄く長かった。今までの格闘技人生の中で一番苦しかった」
 そのように涙ながらに明かしたのは、強豪ひしめくONE Championshipの舞台で世界の猛者と2019年からおよそ4年半もの間、しのぎを削ってきた総合格闘家の三浦彩佳(TRIBE TOKYO MMA)。2022年1月にONE女子ストロー級王者のション・ジンナン(中国)に敗北を喫して以降、格闘技人生の中で初となる3連敗、絶望を味わうなど、正念場が続いている。