将棋の棋王戦コナミグループ杯、挑戦者決定トーナメントの準々決勝が11月2日に行われ、豊島将之九段(33)と佐々木大地七段(28)が現在、対局中だ。勝者は準決勝で、本田奎六段(26)と対戦。八冠独占を果たした藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、叡王、王座、王将、棋聖、21)の牙城を切り崩すべく、挑戦権獲得に近づくための戦いは「相掛かり」で始まっている。
【中継】第49期 棋王戦コナミグループ杯 豊島将之九段 対 佐々木大地七段(生中継中)
豊島九段は竜王2期、名人1期など、タイトル6期の実績がある。本年度は順位戦A級でも唯一、無傷の4連勝で首位に立つなど、久々のタイトル奪取に向けて好調だ。年度成績も17勝7敗、勝率.7083と好成績で、かつ居飛車党ながら先日は珍しく振り飛車(四間飛車)を用いるなど、様々な将棋でさらに上を目指している。
佐々木七段は今年度、王位、棋聖のタイトルで藤井棋王に挑戦。いずれも奪取はならなかったが、最強棋士との番勝負で得るものも多かったはずだ。年度成績は27勝11敗、勝率.7105で、対局数は1位、勝ち数は2位、連勝数でも15連勝で1位だ。
両者ともに年度勝率7割超えという好カードの戦型は、居飛車党の多くの棋士が指す「相掛かり」に。正午からの昼食休憩までに27手目まで進行し、形勢は互角だ。
本局の持ち時間は各4時間で、振り駒の結果、先手は佐々木七段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
豊島将之九段 親なん定食(温そば)
佐々木大地七段 十六穀米チキン南蛮弁当
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲佐々木大地七段 3時間19分(消費41分)
△豊島将之九段 2時間55分(消費1時間5分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)