Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」、11月10日の第1試合に出場する4選手を発表した。首位を維持するKONAMI麻雀格闘倶楽部だが、後続に一気に差を詰められたところ。ここはエース佐々木寿人(連盟)を先発に立てて、再び突き放しに行く。
【中継】大和証券 Mリーグ サクラナイツvs麻雀格闘倶楽部vsABEMASvsBEAST
開幕から圧倒的な勢いで首位を突っ走っていたKONAMI麻雀格闘倶楽部だが、最近は各チームが1日で2勝する「デイリーダブル」を連発。2位のU-NEXT Piratesは、19.9ポイント差まで近づいてきた。追ってくる者は突き放す。こういう時こそ魔王・佐々木の破壊的な攻撃によって、追いかける意欲ごと消し去りたいところだ。
リーグ3位の渋谷ABEMASも、首位奪還に近づいてきたチームの一つ。一時はリーグ下位に低迷していたが、そこは昨期Vを果たし5年連続でファイナルシリーズ進出を果たした常勝軍団。3ケタプラスで安定している。松本吉弘(協会)は試合後半の勝負強さが光り、すっかりたくましくなった。「渋谷の防波堤」は、全てを受け止めてからトップを取りに行く。
KADOKAWAサクラナイツは、ポイントプラスが岡田紗佳(連盟)ただ1人。いつまでも「岡田様」に頼り切りという状況は続けられない。リーダー内川幸太郎(連盟)も、しばらくプラス域の空気を吸っていないだけに、そろそろ数字面でもリーダーらしさを出したい。強豪揃いの卓でのトップこそ、ブーストをかける場としては絶好だ。
新規参戦BEAST Japanextは、4選手全員がマイナスポイント。リーダー猿川真寿(連盟)も、一時はプラスを稼いでいたが▲31.2まで沈んだ。戦うごとにMリーグの洗礼を受ける展開になっているが、ビーストらしく爪痕を残す戦いを続けない限り、上位への道も開けない。飄々とした猿川の麻雀で、卓をかき回す。
【11月10日第1試合】
KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)個人27位 ▲87.4
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)個人4位 +152.1
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)個人11位 +86.6
BEAST Japanext・猿川真寿(連盟)個人20位 ▲31.2
【11月9日終了時点での成績】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +318.1(26/96)
2位 U-NEXT Pirates +298.2(28/96)
3位 TEAM雷電 +124.8(30/96)
4位 渋谷ABEMAS +123.2(28/96)
5位 EX風林火山 +10.8(28/96)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲40.6(26/96)
7位 赤坂ドリブンズ ▲129.8(28/96)
8位 BEAST Japanext ▲249.3(26/96)
9位 セガサミーフェニックス ▲455.4(28/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)