「5年やって、ついに来た!」萩原聖人、猛ダッシュで個人2連勝 チャンス連続に「誰がやってもトップ」と大照れ/麻雀・Mリーグ
【映像】展開に恵まれたトップと恥ずかしがる萩原聖人

 待ち焦がれた展開による勝利は、少しばかり気恥ずかしかったようだ。11月14日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」第2試合では、TEAM雷電の萩原聖人(連盟)が登板。スタートダッシュからの逃げ切りで個人2連勝を決めると、試合後のインタビューで「誰がやってもトップ」と謙遜した。

【映像】展開に恵まれたトップと恥ずかしがる萩原聖人

 鮮やかな速攻劇だった。当試合は起家からU-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)、赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)、萩原の並びでスタート。萩原は東1局で10巡目に激レア役の二盃口をテンパイさせると、これをヤミテンで構えて二盃口・ドラ2の満貫を小林から奪取した。東2局ではリーチ・ツモ・赤・ドラ3の跳満・1万2000点を獲得。東3局では5巡目にドラの白単騎でリーチをかけ、小林からリーチ・赤・ドラ2の満貫・8000点を加点した。

 「ひゅーって思いながら打っていました」。南3局で第1試合から連投の堀が跳満・1万2000点をアガって追随すると、萩原は南4局のラス親で「まだリスクを背負う局面(試合数)ではない」と鉄壁の守備。ノーテンで牌を伏せ、会場をチームカラーの黄色に染めた。

 第1試合では、チームメイトの瀬戸熊直樹(連盟)がラスに沈んだ。「瀬戸熊さんがキツいラスだったので、とにかくトップを持ち帰ろう」。萩原は「トップという最高の結果で踏ん張れたので、ホッとしました」とした一方、序盤の3連続アガリによる勝利については「誰がやってもトップでしょ」と照れ笑い。「東1局に関しては、いろいろ捻ったりする手順もあったかもしれないけど、素直に打ったら、ああなって、ああなって、ああなっただけ」とし、「5年やって、こんなにツモが利く日が俺にもついに来た!」と続けた。

 「バカヅキじゃねぇかっていう人もいると思うんですけど、許してください、本当に」。カメラに向かって頭を下げた萩原は、「よく応援してくださるユニバースとか、それ以外の方からも僕が頑張っていい結果が出た時、『明日、頑張ろうって気になります』ってメッセージが届くことが多いんでね。今週残り、頑張ろうって思ってくれたら非常に嬉しい」とコメント。同時に「俺がトップを取ったら『なんだこの野郎』って思う人もいると思うんですけど、その人はちょっと待って。ラスを引く時があるから、その時に喜んで」と気遣った。

【第2試合結果】

1着 TEAM雷電・萩原聖人(連盟)4万8200点/+68,2
2着 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)2万9400点/+9.4
3着 赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)2万1300点/▲18.7
4着 U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)1100点/▲58.9

【11月14日終了時点での成績】

1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +274.5(30/96)
2位 U-NEXT Pirates +196.1(30/96)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +128.6(30/96)
4位 TEAM雷電 +127.7(32/96)
5位 渋谷ABEMAS +88.4(30/96)
6位 EX風林火山 +36.0(30/96)
7位 赤坂ドリブンズ ▲121.3(30/96)
8位 BEAST Japanext ▲301.1(30/96)
9位 セガサミーフェニックス ▲428.9(30/96)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

【映像】堀慎吾、トップを決定づけた一撃
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Mリーグ 配信情報まとめ
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