<大相撲十一月場所>◇四日目◇15日◇福岡・福岡国際センター
平成生まれの10代、20代の力士が活躍する中、序二段では昭和生まれの大ベテラン力士が必死に戦いを続けていた。序二段七十五枚目・潮来桜(式秀)は45歳、序二段七十六枚目・聡ノ富士(伊勢ヶ濱)は46歳。2人合わせて91歳という対決に、館内から温かい拍手が起こった。
伸び盛りの10代、肌に張りや艶もある20代に比べれば、40代も半ばの“アラフィフ”力士対決にそこまでの迫力はないが、長年相撲界で生きてきた哀愁を感じさせる仕切りに、ファンもじっくり見守った。立ち合い、張り差しを狙った聡ノ富士だが、すぐに両者がっぷりとまわしを引き合う左四つに。左を深く差した聡ノ富士がじりじりと寄ると、潮来桜も粘れずにあっさりと土俵を割った。
聡ノ富士は弟弟子にあたる日馬富士が横綱に昇進した後、2013年初場所から弓取式の担当に。2021年九月場所では、担当力士がけがをしたため急遽代役を務めると、弓取り力士の最高齢記録を更新したことでも知られる。今なお現役を続ける様子に、館内からは勝敗関係なく、温かい声援が送られていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗





