＜大相撲十一月場所＞◇五日目◇16日◇福岡・福岡国際センター
体重60キロの超軽量級力士が、体重が倍以上もある力士を一瞬の内掛けで豪快に転がす一番があり、「運動能力からしたら100kgあれば間違いなく関取」など驚嘆の声が上がった。
序ノ口一枚目・宇瑠寅（式秀）が、序ノ口三枚目・東山（玉ノ井）を見事な内掛けで下した取組は、宇瑠寅の身体能力の高さが際立つ内容となった。
“ウルトラマンタロウ”が四股名の由来である宇瑠寅。新弟子検査のときは体重67キロだったが、さらに絞って34歳の現在は体重60キロとなった軽量級力士だ。呼出しに紹介されて土俵に登場すると、綺麗に足を上げて四股を踏み、気合十分の様子を見せていた。
五日目に宇瑠寅が対戦したのは、自身の倍以上の体重がある121.3キロの序ノ口三枚目・東山（玉ノ井）。立ち合い頭を下げて当たった宇瑠寅は、相手を振り回すようにいなしてから潜り込んでまわしを奪取。東山にも左上手を取られて苦しい体勢が続いたが、そこから宇瑠寅が右足を引っ掛けて華麗な内掛けを決めた。勝った宇瑠寅は3勝目。敗れた東山は1敗目を喫した。
宇瑠寅が見事な内掛けで勝利を決めると、ファンも「すげぇぇ」「3連勝！」「しゅわっち」「リプレイ見たい！」と大興奮。身体能力の高さに「運動能力からしたら100キロあれば間違いなく関取なのに」「3分以内なら百人力」「絡みつくの上手い」といったコメントも相次いでいた。（ABEMA／大相撲チャンネル）
