Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」、11月21日の第1試合に出場する4選手を発表した。出場選手中、2選手がママ雀士という顔触れ。どちらも現在個人マイナスと、なんとか浮上のきっかけを掴みたいところ。愛する子どもに「母は強し」なところを見せるのはどっちだ。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvsABEMASvsBEASTvsPirates
渋谷ABEMAS・日向藍子（最高位戦）はリーグ2年目から参加し、男性3選手の間にうまく入ってチームの雰囲気を和ませている。また麻雀では守備的ながら、ポイントでは前に出るスタイル。今期は守っている間に周囲が派手なアガリを連発して削られるという展開が続いているが、嵐が収まれば日向のじっくりした戦いが報われてくる。
赤坂ドリブンズ・浅見真紀（最高位戦）は今期から参戦。家族の協力を得ながら、多忙になることを覚悟でMリーグ入りを決断した。こちらも男性3選手とともに、うまくチームのムード作りをこなしており、ファンからもチームが明るくなったと評判だ。ここでトップでも取れるようなら、チームのポイントもプラス域に戻り、ますます士気が上がる。
一方、U-NEXT Piratesの鈴木優（最高位戦）は愛する家族を愛知の残しての単身赴任中。愛する妻、娘たちと会いたい気持ちをこらえつつ、その分活躍を届けようと懸命に卓と向き合っている。チームはリーグ2位といつでも首位を狙える位置におり、奪取の立役者がパパとなれば、愛知から喜びの声も届くはずだ。
パパ・ママに囲まれる形になったBEAST Japanext・菅原千瑛（連盟）。ただ負けられないのは他選手と一緒かそれ以上。新規参戦ながら、チームのマイナスが400を超えたとなると、いよいよ危険水域だ。まずは1勝。そこから全てが開けてくる。まだレギュラーシーズンが残り3分の2あるとはいえ、そろそろ勝負をかけていいかもしれない。
【11月21日第1試合】
赤坂ドリブンズ・浅見真紀（最高位戦）個人24位 ▲32.1
渋谷ABEMAS・日向藍子（最高位戦）個人33位 ▲185.8
BEAST Japanext・菅原千瑛（連盟）個人27位 ▲105.9
U-NEXT Pirates・鈴木優（最高位戦）個人13位 ＋72.5
【11月20日終了時点での成績】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ＋262.5（32/96）
2位 U-NEXT Pirates ＋231.5（32/96）
3位 EX風林火山 ＋172.3（34/96）
4位 KADOKAWAサクラナイツ ＋135.8（34/96）
5位 TEAM雷電 ＋114.3（34/96）
6位 渋谷ABEMAS ＋113.3（32/96）
7位 赤坂ドリブンズ ▲40.4（32/96）
8位 BEAST Japanext ▲405.4（32/96）
9位 セガサミーフェニックス ▲583.9（34/96）
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
