<大相撲十一月場所>◇十日目◇21日◇福岡・福岡国際センター
 大相撲では取組が4分を過ぎた場合、取り直しもしくは「水入り」して一度取組を止めるケースがある。これを管理しているのが土俵下で審判を務める時計係の親方だ。序二段九十九枚目・奄美岳(山響)と序ノ口四枚目・錦織(宮城野)の一番は、両力士ともに攻めあぐねる展開が長く、4分を超えることに。ここで時計係の親方から「3分…」「4分…」と経過を伝えるサインが送られたが、これがなんとも粋だった。