将棋の立川立飛杯達人戦準々決勝が11月24日に行われ、森内俊之九段（53）が阿部隆九段（56）に106手で勝利し、4強一番乗りを決めた。
本戦トーナメント開幕戦は、森内九段が勝利を飾った。振り駒の結果、阿部九段の先手で始まった一局は相掛かりの出だしに。柔軟な駒組みが進行していると思われたところで、森内九段から仕掛けて攻め合いへと展開した。こうなれば戦いは止まらない。熟練の応酬が繰り広げられ、森内九段がリードを拡大。阿部九段も猛攻で追い上げを掛けたものの、最後は森内九段が相手の攻めを切らせて熱戦を制した。
この結果、森内九段はベスト4に進出。あす25日に行われる準決勝では、羽生善治九段（53）-深浦康市九段（51）戦の勝者と決勝進出をかけて激突する。
新棋戦・達人戦は、2023年4月1日付で満50歳以上の現役棋士に参加資格が与えられている。第1回の出場者は、東京から32人、関西から18人、シードを含む合計54人が出場。初代「達人」の称号をかけて熱い戦いが繰り広げられている。本戦の持ち時間は各30分、切れたら一手30秒未満。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
