羽生善治九段VS深浦康市九段 ファン垂涎!平成を代表する好カードが準々決勝で実現/将棋・達人戦
【映像】羽生九段VS深浦九段 熱戦必至の好カード!

 将棋の立川立飛杯達人戦準々決勝が11月24日に行われ、午後1時から羽生善治九段(53)と深浦康市九段(51)の対局を開始した。王位戦七番勝負など、数々のタイトル戦で名勝負を繰り広げてきた平成を代表する好カードが準々決勝で激突。振り駒の結果、先手は羽生九段に決まった。

【映像】羽生九段VS深浦九段 熱戦必至の好カード!

 羽生九段は、1985年12月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:34期)、順位戦B級1組(A級以上:29期)。タイトルは歴代最多の99期を誇り、棋戦優勝も最多の45回。「七冠独占」「永世七冠」など、数々の大記録を打ち立てた将棋界のスーパースターだ。2023年頭のALSOK杯王将戦七番勝負で藤井聡太王将とタイトルを争うなど、トップクラスでの存在感は変わらない。さらに、今年6月には佐藤康光九段からバトンを引き継ぎ日本将棋連盟の会長に就任。プレーヤーとマネジメントの“二刀流”の活動に期待が高まっている。

 深浦九段は、1991年10月に四段昇段。竜王戦は2組(1組:11期)。順位戦B級2組(A級:10期)。タイトルは3連覇した王位の3期で、棋戦優勝は10回。粘り強く、また強い気持ちで指し続ける姿勢にはファンも多い。2023年度はタイトル2期に挑戦した愛弟子・佐々木大地七段の飛躍に呼応するように、自身も今年度公式戦15勝5敗で勝率.750と好調をキープしている。今期の達人戦は東京・関西混合の予選3組を勝ち抜け、堂々本戦への切符をつかみ取った。

 両者の公式戦対戦は王位戦七番勝負、王将戦七番勝負、棋聖戦五番勝負などを含め81局。タイトル戦ではフルセットも多く、数々の名勝負を繰り広げてきた。戦績は羽生九段の48勝、深浦九段の33勝となっている。平成を代表するカードの実現とあり、ファンにはたまらない一戦だ。

 新棋戦・達人戦は、2023年4月1日付で満50歳以上の現役棋士に参加資格が与えられている。第1回の出場者は、東京から32人、関西から18人、シードを含む合計54人が出場。初代「達人」の称号をかけて熱い戦いが繰り広げられている。本戦の持ち時間は各30分、切れたら一手30秒未満。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第1回達人戦立川立飛杯 準々決勝
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