さすがは最強雀士、ここまで効率の良いアガリは滅多に見られない。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」12月7日の第2試合オーラス、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)がラス目から2着になるアガリを決め、親役満クラスのポイントをゲット。タフ過ぎる生命力、値千金の大復活アガリにファンも度肝を抜かれた。
南4局1本場、多井は1万6700点持ちのラス目。満貫をアガれば2万2400点持ちのKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、2万2100点持ちのEX風林火山・二階堂亜樹(連盟)をマクり、2着になれるという状況。赤3枚の手牌を活かし早々に仕掛け、タンヤオ・赤3のテンパイを果たした。ここで手が止まったのはダントツの瀬戸熊。多井に放銃してもトップになれるため、ツモった四万をそのままリリース。満貫の“差し込み”で、多井は8000点(+300点)を手に入れ、2着でゲームを終えた。
4着(-30)から2着(+10)の順位点で+4万点、さらに満貫と1本場で8300点を加えると、このワンプレーの価値は4万8300点。親の役満(4万8000点)クラスという大復活のアガリとなった。プロがみせた連係プレー、ファンからは「めちゃくちゃあつかった!!!」「多井は相変わらずの生命力だな」「リビングデッドきたー」「多井のすごさやな」「この卓流石の面白さ」「いい戦い」と感嘆の声が立て続いた。
オーラスに地球外の生命力をみせた“麻雀星人”多井。ラス目からのアガリ、その価値は実に親の役満クラス。ファンも驚くばかりの名場面だった。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)