朝日杯将棋オープン戦二次予選が12月12日に行われ、菅井竜也八段(31)と黒田尭之五段(27)が午前10時から対局を開始した。勝者は同時刻から行われている斎藤慎太郎八段(30)対 冨田誠也四段(27)戦の勝者と、午後2時から本戦出場をかけて対戦する。
菅井八段は、2010年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:1期)、順位戦A級(A級:4期)。振り飛車党の絶対的エース棋士として知られ、2017年度の第58期王位戦で初戴冠。平成生まれ初のタイトルホルダーとなった。棋戦優勝は2021年度の朝日杯を含め通算4回。今年度は叡王戦五番勝負挑戦のほか、2024年1月に開幕する王将戦七番勝負の挑戦権も獲得するなど各棋戦で活躍を見せている。朝日杯でも2年ぶりの優勝奪還を目指す。
黒田五段は、2019年4月に四段昇段。竜王戦6組、順位戦C級1組。朝日杯は5期目の参戦で、今期は4年ぶりに一次予選を突破。自身2度目の二次予選に挑む。
両者の公式戦対戦は過去1局で、2021年8月の銀河戦決勝トーナメント1回戦で菅井八段が白星を飾っている。注目の一局を制し、予選決勝に進出するのはどちらか。振り駒の結果、先手は黒田五段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。前年の第16回優勝者は藤井聡太竜王・名人。
(ABEMA/将棋チャンネルより)