朝日杯将棋オープン戦二次予選が12月12日に行われ、黒田尭之五段（27）が第15回大会覇者の菅井竜也八段（31）に勝利した。黒田五段は自身初の本戦出場を目指し、午後2時から同門の兄弟子・斎藤慎太郎八段（30）と予選決勝を戦う。
自身2度目の二次予選参戦となった黒田五段が、2021年度大会覇者の菅井八段から大きな勝ち星を上げた。後手の菅井八段は、四間飛車の出だしから三間飛車を経由して中飛車と戦いを見越した自在な変化で対応。一方、強敵を前に黒田五段は冷静な攻防を見せペースを握ることに成功した。黒田五段は、菅井八段の反撃にも動じずにぐいぐいとリードを拡大。最後は角切りから勝負を決めに出て、待望の勝利を掴んだ。
この結果、黒田五段が初の予選突破に向けて大きな前進を遂げた。午後2時からの予選決勝では、同じ畠山鎮八段門下の斎藤八段と激突する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。前年の第16回優勝者は藤井聡太竜王・名人。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
